バイナンスCEO、「ビットコイン(BTC)は16,000ドルに達する」
バイナンスのCEOであるCZは、ビットコイン(BTC)が16,000ドルに到達するのは時間の問題であると考えているようだ。4chan(英語圏向けの画像掲示板)でよく使われているアーノルド・シュワルツェネッガーがバズーカを使い爆破している動画と合わせて、自身の見解をツイッターで投稿した。10月のビットコイン価格は、16,000ドルより約45%低い水準で取引を終えている。CZのツイートは、以下のようになる。
「価格の予測は非常に簡単です。ただし、どのタイミングで価格がいくらになるのか、正確に予想するのは難しいでしょう。私たちはもうすぐ、ビットコインが16,000ドルに到達するのを目の当たりにするはずです。14億人がそれに取り組んでいるのです。」
一方、マーケットリサートを専門とする企業であるSkewのデータによれば、ビットコインが12月までに16,000ドルを超える確率は約4%と見込まれている。また、翌年3月は11%、6月は14%となっている。どの予想が正解となるかはもちろんわからないが、SkewのデータはCZとは大きく異なる見解を持っていることがわかる。
ハッシュレートの急落が意味するもの
ビットコイン価格とハッシュレートは、深い繋がりがある。2019年では、ハッシュレートは右肩上がりで上昇してきたが、2019年9月22日と10月23日の合わせて2回にかけて急落している。このタイミングではビットコインの価格も大幅に下落した。記事執筆時点でも、10月23日の水準までハッシュレートは回復できていない。
ハッシュレートが高くなればなるほど、ビットコイン価格が高くなければ、マイニングにかかる電気代が高くなり採算は取れなくなる。ビットコイン価格が下がれば、採算が取れず事業から撤退するマイニング事業者もでてくるだろう。その場合、ネットワーク全体の計算力は低下するので、ハッシュレートも下落することになる。ここ最近の7,000ドル代までの急落で、撤退したマイニング事業者もいるのかもしれない。
大口のマイナーの視点で考えれば、小口のマイナーが撤退するのはプラスになる。自分たちがマイニングできるビットコインの量が増加するからだ。もしかすると、意図的にビットコイン価格を下げて、小口のマイナーを締め出したかったのかもしれない。どちらにせよ、CZの予想する16,000ドルに到達するかどうかと合わせて、ハッシュレートには常に注意を払っていきたい。
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