ビットコインの暴落予感|13,180BTCの仮想通貨クジラが移動
仮想通貨市場において巨額の資金を持つ投資家や団体を「Whale(クジラ)」と呼んでいる。大量の資金(BTCなど)を保有するクジラの存在は、仮想通貨の価格と親密な関係を持ち合わせているため、非常に危険な存在になる可能性がある。
そんなクジラのトランザクションを追跡する著名なツイッターアカウントWhale Alert(@whale_alert)は8日、13,180BTC (107,804,316 USD)という大量の資金が、不明なアドレスに移動したことを報告した。一見、大量のビットコインが送金されただけに思うが、これはビットコインの暴落を予知することもできるのだ。
🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 13,180 #BTC (107,804,316 USD) transferred from unknown wallet to unknown wallet
— Whale Alert (@whale_alert) October 8, 2019
垣間見えるクジラの存在
大量の資金を保有するクジラは、時に仮想通貨市場へと猛威を振るうことがある。今年8月、短期的で急激な暴落をビットコインをはじめとする仮想通貨市場が体験した際、下落要因としてクジラの存在が挙げられた。その時にもWhale Alert(@whale_alert)のアカウントでは、不明なウォレット間で4,500BTC(5,000万ドル)が、2度に渡って送金されていることを明らかになっている。
そして今回のクジラの存在について。Whale Alert(@whale_alert)の報告ではビットコインアドレス(1aXzEKiDJKzkPxTZy9zGc3y1nCDwDPub2)へと13,180BTCが送金されていることが判明している。このアドレスは私たちが認識しているよりも巨大なクジラであり、ビットコイン総資産の約0.07396%を、このアドレスが保有していることが分かってる。
そのため、クジラが動き出すことになれば、ビットコイン価格の急激な下落が発生することとなる。しかし、巨大なクジラらが、どのような動機からビットコインや仮想通貨を売却するのかは判断することができないため、デジタル資産の保管には最新の注意が必要になりそうだ。