国連機関ユニセフ、仮想通貨基金を設立|ビットコイン・イーサリアムで寄付が可能に
世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する国連機関UNICEF(ユニセフ)は今月8日、インターネット上で発行、トレード可能な仮想通貨を使用して寄付することができる、仮想通貨基金を立ち上げたことを発表した。発表時点で寄付できる仮想通貨は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2通貨のみである。
寄付された仮想通貨は、世界中の子どもや若者に利益をもたらすことを目的にオープンソース技術に資金が提供され、仮想通貨をユニセフが保管する際、他の仮想通貨(アルトコイン)とは交換されず、寄付された仮想通貨のまま保管される。
ユニセフの最高経営責任者であるHenrietta Fore氏は、仮想通貨基金の立ち上げについて、次のようにコメントしている。
「これはユニセフにとって新しくエキサイティングなベンチャーです。デジタル経済と通貨が次世代の生活を形成する可能性がある場合、それらが提供する機会を探ることが重要です。だからこそ、私たちの仮想通貨基金の創設は、人道的および開発作業において重要かつ歓迎すべき一歩です。」
既に最初の寄付が、イーサリアム団体から寄付されており、Prescrypto、Atix Labs、Utopixarの3つのブロックチェーンプロジェクトへ資金が支援されている。