イーサリアムネットワーク、再び遅延が発生しGAS価格高騰

イーサリアムのネットワーク上に大量のトランザクションが詰まり、遅延が発生していると、イーサリアムのニュースサイト「トラストノーズ」が報道した。

これによりイーサリアムの送金時にかかる費用である「GAS(ガス)」が最大0.52ドルまで高騰した。

ガスとはイーサリアムトークンを送金する時にかかる費用であり、例えばビットコインを送金をする場合は送金手数料としてビットコインを支払うが、イーサリアムを送金する場合は送金手数料としてガスを支払う。ガスには、使用するガスの上限である「Gas limit(ガスリミット)」と1ガスの値段を示し、単位がGwei(1Gwei=0.000000001 ETH)である「Gas price ガスプライス」があり、ガスの計算方法は「Gas limit × Gas price」である。

例えばGas limitが21,000GasでGas priceが30Gweiである場合、21,000Gas × 30Gwei = 62,000Gwei = 0.00063ETH となり、1ETH50,000円であれば送金手数料は31.5円ということになる。

イーサリアムのトランザクションを確認できるサイトである「イーサガススキャン」によると、今回のイーサのネットワーク上の異常な取引が始まる6日までは、ガスの価格は61Gwaiであった。

例えば、あるアドレスが最初の取引の0.02ETHを受け取り、次の15分間で同アドレス宛に600件の送金が行われており、スパムの可能性も考えられるとされる声もある。

トランザクション(処理)は同じ間隔で行われ、同一のアドレスの絡む処理は、最後の30時間で4万8000件に及んだ。0.02ETHを送るトランザクションが多く、手数料は0.004ETHとなっている。これまでに送ったイーサリアムの金額は、現在までに合計で160ETH(約680万円)を超える。

自動システムであるボット(bot)を使用し、ランダムのアドレスを別のランダムのアドレスに転換し、ランダムな数のイーサを移動させていることが確認されたため、故意にスパム攻撃を行っている可能性もあるという。

運営の見解

運営の椎木

ETHのトランザクションの詰まり、ガスの高騰はEOSが仕掛けているという噂がかなり広がっています。

ETHvs EOSの構図

EOSが一年間かけて4400億円以上をETHのトークンで集め、全て売り切ったところからこの争いは始まりました。

今後、dApssの開発でこの2大巨頭がプラットフォームの覇権争いをしていくでしょう。

EOSは、メインネットローンチとトークンスワップを済ませたばかりで、開発はこれからブロックプロデューサー達が先行して行われていきます。

ETHは、まだアップデートを残してすでに多くのトークンやdApssがすでに開発されています。それらで上がってきた問題点を修正しながら最終アップデートまだ進んでいくでしょう。

まだ、未成熟な市場と技術にこれだけの注目と人が集まっています。仕組み的には世界を変えるだけのパワーを秘めている仮想通貨ですが、上の2つの通貨には特に注目をしながら見ていきましょう。

ガスの高騰は様々な要因から起きると言われていますが、今後今回みたいなことは頻繁に起こるかもしれませんね。それにどう対応していくのかも実物です。