米国・イランの国際情勢は、ビットコインに影響を与えたのか?

米国・イランの国際情勢は、ビットコインに影響を与えたのか?

米国とイランの国際問題が緊迫しているなか、マーケットリサートを専門とする企業Skew(@skewdotcom)は、金とビットコインの価格が比例して急増しているとしたデータを公開した。

SkewがTwitter上で報告したデータによると、金とビットコインが2020年始から急激に増加していることが見て分かる。ビットコイン価格は今月2日、24時間で4%の急上昇を記録。金や原油価格も同様に上昇していた。

イランと米国の国際情勢

米国とイランの状況は、イラン側のミサイル発射により緊迫した状況が続いている。ことの発端はアメリカ国防総省が1月2日、米国の指定外国テロ組織であるイスラム革命防衛隊のリーダーを務めるソレイマーニー司令官を空爆により殺害したと書面で正式発表。

そして今月8日には、イランが短距離弾道ミサイル16発を発射し、そのうち12発がイラクにある2つの駐留米軍基地に着弾したことは世界各国で報道された。現時点で米国大統領ドナルド・トランプ氏は、イランに対して直ちに「厳しい追加制裁」したが、軍事的報復はしないと表明している。

今回の一連のビットコイン価格の上昇についてSkew運営のエマニュエル・ゴー氏は「ビットコインと金は、米・イランの緊張拡大にかなり支えられている」とコメント。さらに著名な仮想通貨テクニカルアナリストPeter Brandt氏は、「国際的な危機に関しては、チャートを捨ててください。サポートとレジスタンスのレベルは何の意味もありません。」とツイート。国際問題がビットコイン価格に影響していることを示している。

イラン情勢によるビットコイン急騰 & 短期トレーディングの考え方

2020.01.08