ビットコイン下落は、2頭のクジラが原因か|BTCドミナンスは上昇
ビットコインは執筆時点の6日、約3週間ぶりに12,00ドルの心理的トレンドラインを突破し、一昨年の最高値を更新することが期待されたが、そこから反転し、BTC価格は11,000ドルから12,000ドル目前の価格推移を記録している。
好調と見えた仮想通貨市場および、ビットコインの短期的な下落要因として挙げられているのが、大型ウォレットである「whale(クジラ)」の存在である。今回検出されたクジラの痕跡は今月6日、ビットコインのトランザクションを追跡しているTwitterアカウント「whale alert」が、不明なウォレット間で4,500BTC(5,000万ドル)が、2度に渡って送金されていることを明らかにした。
🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 4,500 #BTC (52,015,543 USD) transferred from unknown wallet to unknown wallet
— Whale Alert (@whale_alert) August 6, 2019
最近のクジラの動き
比較的小さなクジラの取引ではあるが、2つに分けられた4,500BTCのトランザクションは、小規模なOTC取引に過ぎず、これから市場に多いな影響を与えるまではない。しかし、このトランザクションは、同じクジラである可能性が非常に高いという。
大規模なクジラの動きは先月30日、ツイッターアカウントwhale alertが、短時間にビットコインが複数に分けて、未知のアドレスに送金されていることを明らかにし、複数に分けられたBTCの送金金額は、合計で318,649 BTC(約3,355億円)にものぼり、さらにわずか6時間という短時間にトランザクションが検出された。
BTCのドミナンスが上昇を続ける
そしてビットコインのトランザクションについては現時点で、「67.7%」まで上昇。今年の最高値を更新し続けている状況だ。実際に仮想通貨全体の価格についても、BTCへと集中的に資金が集まっていることから過去1週間の価格推移は好調を見せ、上昇率にして約16%を記録している。