元中国三大取引所の創設者、「ビットコインは9年で50万ドルを超える」

元中国三大取引所の創設者、「ビットコインは9年で50万ドルを超える」

2019年11月10日、ボビー・リー氏がツイッターで「現在金の時価総額は約8兆ドル(約872兆円)で、ビットコインの50倍の価値がある。しかし私はビットコインが9年以内に50万ドル(約5,450万円)を超えると予想する」とツイートして話題に。さらに「ビットコインは100万ドルを超える可能性が非常に高い」と締めくくった。

翌日11日、日本時間で1時ごろからビットコインの価格が20分ほどで3%急騰すると、リー氏はツイッターに「私のFlippening(フィリップニング)ツイートで今日市場が動いた?」とツイート。

価格上昇の根拠

リー氏が根拠としているのは、2020年5月と2024年頃に予定されているビットコインの半減期で、これがビットコインを金よりも希少価値の高い資産に押し上げるという。2028年にビットコインが50万ドルまで高騰した時、金の価格が今と同じかそれ以下なら、金の時価総額を上回ることになる。

取引所ジェミニやジェミニドルのウィンクルボス兄弟も「ビットコインは金よりも金として機能する。いずれは金の時価総額を超えるだろう」と発言。

ボビー・リー氏とは

元仮想通貨取引所BTCCのCEO(2018年初頭に売却)で、翌年バレエを設立。ビットコイン財団の理事も務めており、実の弟にライトコインの創設者チャーリー・リー氏がいる。「中国人はビットコインを決済ツールではなく、投資と考えている」と発言し、ビットコインの価格を常に強気(上昇)予想していることでも有名。

最近になってネットで名前を見かけることが多くなり、9月にはスチール製カードサイズのハードウェアウォレット「Ballet(バレエ)」を公開。先月28日に行われたライトコインサミット2019では、金色の「バレエ」を米議会元議員ロン・ポール氏にプレゼントした。

https://twitter.com/bobbyclee/status/1190562559658622977

リー氏の価格予想

リー氏は去年8月に「マイニングコストからみてビットコインは2020年には6万ドル(約650万円)になる」と予想。今年9月には「短期間(数ヶ月程度)で価格は2万ドル(約218万円)になり、5万ドル、10万ドル、さらに20万ドルになる」と予想

ビットコイン財団の関係者ということもあり強気発言が多いが、昔と違って今は半減期のタイミングで価格上昇を期待するのは難しい。やり手投資家は普通の投資家が尻込みして買わないような低価格の時期に買い込み、半減期前の上昇トレンドで利食いしてしまう。過剰な買い煽りに注意したい。

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2019.11.04
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