「ビットコインは2028年までに金の時価総額を上回る」=ボビー・リー
元中国3大仮想通貨取引所の1つであるBTCCのCEOであるBobby Leeは、ビットコインが10年以内に金の時価総額を超えると予想していると述べた。Lee氏は金の大ファンであるがビットコインと金を比較して、金がこのまま現状維持するであろうことをあげ、ビットコインが時価総額でこれを上回るだろうと考えている。
ある仮想通貨投資家によると、推定される金の総量は約180,000トンであり、現在の価格では約9兆ドルであるのに対して、ビットコインの現在の時価総額が約1500億ドルであることを考えると金との差は歴然である。しかし、Lee氏はビットコインが次の9年以内に3つの半減期を迎えることに触れており、ビットコインの価格に大きな影響があると考えているようだ。
またこの半減期は2028年まで行われる予定であり、次の半減期は2020年5月に行われると推定されている。
しかし、Lee氏が言うようにビットコインが金の時価総額を超えるためにはビットコインの一枚あたりの価格が50万ドルに達する必要があることを留意しておかなければならない。
中国のブロックチェーン促進が、仮想通貨に大きな影響を与える
専門家は、中国から来ているブロックチェーンベースの技術への最近の関心の高まりについてもビットコイン価格に影響を与える要因になるのではないかと分析している。加えてLee氏もリブラのようなステーブルコインや政府支援のデジタル通貨の登場が仮想通貨業界にとって大きな変化になる可能性を指摘している。
彼はリブラプロジェクトに対して非常に好意的な姿勢を見せており、民間企業が政府と同様の仮想通貨を作成することを許可されるべきだと述べた。いずれにせよビットコインが金の時価総額を超えるためにはビットコイン価格の底上げが必要であり、その道のりは決して簡単なものではないだろう。