ビットコインへのクリスマスプレゼントは無し|上昇は2020年?
仮想通貨市場は、年末の株式市場の盛り上がりに牽引され、上昇することが予想されているが、BTC価格に大きな変動はない。また年末直前のクリスマスラリーと呼ばれるイベントも同様、前年とは対照的に価格上昇は発生しなかった。
現時点のビットコイン価格は796,008円と24時間の変動率を見ても-0.26%と苦しい状況が続いている。「S&P500(大企業500銘柄から算出した株価指数)」も同様、クリスマスラリーによる価格上昇は見られなかった。
では昨年のビットコイン価格はどうだったのか。2018年のBTC価格は5.4%上昇とクリスマスイベントの恩恵を受けている。もちろん前年は、ビットコインキャッシュのハードフォークによる、市場全体の価格暴落が引き起こされた直後であったため、価格が反発したという点もある。
株式市場は大暴落に見舞われる!?
そして今後の価格について、米国投資家John Hussman(ジョン・ハスマン)氏は、株式市場が今後、崩壊の危機に瀕している予想している。
この予想の背景には、現状の米国の株式市場(S&P500など)が市場最長の拡大期を迎えており、この市場がパンク、過去12年間で最悪のパターンを経験することを危惧している。実際に現状の米株式市場は、1991年3月から2001年3月までの120か月の経済成長の記録を更新している状況だ。
2020年のビットコイン・仮想通貨は?
例年の株式市場およびビットコインをはじめとする仮想通貨市場の傾向は、人気・大型株が上昇トレンドとなる。その動きはもちろんビットコイン市場でも反映する。さらに年明けには、一般投資家による中小株が活発化し、他の投資手段として仮想通貨へも資金が流入する。
今年の年明けには、クリスマスラリー以来となる急上昇を記録し、BTC価格は24時間で6%価格が上昇した。もちろん、仮想通貨ビットフィネックスのメンテナンスなどのファンダメンタルはあったが、365日投資可能な仮想通貨への需要は大きなものになるだろう。