仮想通貨取引所デーカレット、レバレッジ取引アプリを提供開始
今月19日、仮想通貨取引所ディーカレットがレバレッジ取引アプリ「Decurret仮想通貨レバレッジ取引アプリ」の提供を開始した。今回リリースされたのはiOS版のアプリとなる。
アンドロイド版に関しても現在準備中となっており、近い内に公開する予定とのこと。ディーカレットでは今年の8月より、レバレッジ取引を提供している。公開されたアプリは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でレバレッジ取引が行いやす仕様となっているとのこと。
ディーカレットのレバレッジ取引では、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5銘柄を取引することができる。それぞれ日本円の取引ペアを提供しており、レバレッジは国内標準の4倍となっている。
8月には仮想通貨の電子マネーチャージを開始
ディーカレットは今年8月に、仮想通貨を電子マネーにチャージできるサービスを開始している。このサービスは、au WALLET、nanaco、楽天Edyの3種類の電子マネーに対応しており、レバレッジ取引と同様に取り扱い5銘柄のチャージに対応している。3,000円以上はチャージ時の手数料は無料となるが、それ以下の金額に関しては110円の手数料が発生する。
2019年は政府の還元施策もあり、キャッシュレス決済には追い風が吹いている。いっぽうで、今月にはヤフーとLINEが統合を発表した。2社はそれぞれ、キャッシュレス決済のPayPayとLINE Payを展開している。統合によって、2つのサービスがどうなるかは具体的には決まっていないようだが、経営統合の会見時にZHDの川邊健太郎社長CEOは、今後も1年弱は競争関係を続け、ユーザーから支持を集めたサービスを残していく方針を示している。
いづれにせよ、キャッシュレス決済が普及することは、仮想通貨市場にとっては追い風だ。今年に入ってからは、上述のLINEも仮想通貨交換業に乗り出している。自社の決済サービスと合わせて、ディーカレットのような仮想通貨のチャージ機能を導入するかなど、今後の展開からも目が離せない。