仮想通貨・ビットコインの暴落は、史上最長の「411日間」を記録している
2017年12月の仮想通貨急騰を境に、仮想通貨市場は下落し続けている。
仮想通貨ニュースサイトCRYPTOGLOBEのアナリスト兼ライターとして活動しているOmar Faridi氏によると、仮想通貨の誕生のきっかけとなったビットコイン(BTC)の価格は「過去411日間」下落し続けており、これは仮想通貨が誕生してから最長の下落期間を記録しているようだ。
また、この「過去411日間」の下落期間において仮想通貨に関する企業及びプロジェクトは予算の削減や一時解雇などを発表し、存続の危機が危ぶまれているプロジェクトも多い。
実際に仮想通貨市場の急落により、日本の大手マイニングを担うGMOインターネットは2018年12月、マイニングマシンの開発、製造および販売を中止することを発表している。
仮想通貨市場の現状
冒頭でも説明したように、仮想通貨市場全体をはじめ、ビットコインに関しては2017年12月に2万ドル近くになる史上最高値を記録した。それを機にビットコインは様々な市場操作によって暴落を続け「過去411日間」を記録、さらにピーク時と比較して仮想通貨市場は約7000億ドルを失う結果となっている。
2018年1月には仮想通貨市場全体の時価総額は約8,150億ドルを超えていたものの、現時点での仮想通貨の価値は1,150億ドルまで低迷しているのだ。
これについて世界各国のアナリストや著名人は大きな疑問や懸念点を指定、言及している。
VanEck社のCEOであるJan Van Eck氏は2019年の仮想通貨市場に対して「金などに興味を抱く投資家はポートフォリオを金に再導入する」と仮想通貨を保有している投資家が金市場に戻っていることを指摘。
さらに、アナリストの分析によるとビットコインはRSI(相対力指数)は「売られ過ぎ」の領域に達しており、今後30日間で仮想通貨市場は大きく動き出す可能性があると分析している。