XRP が仮想通貨取引所に巨大なリスクをもたらすのか
米国に本拠地を構える人気仮想通貨取引所Krakenのジェシー・パウエル(Jesse Powell)CEO(最高経営責任者)は、XRPが取引所に“巨大な非対称リスク“”をもたらすと主張していることが分かった。
NEXTMONEYの特集記事「米SEC、リップル社へ13億ドルの訴訟=未登録証券の販売」で報じたように、取引の停止に関する批判に対処し、関連するブロックチェーン会社Rippleが昨年12月下旬にSEC(米国証券取引委員会)に訴えられた後、XRPトークンについて、
パウエル氏は、XRP取引を停止する決定を擁護。裁判官は規制当局を支持する傾向があると指摘しており、次のように語っている。
SECの訴訟は誠実であると想定する必要があります。裁判官は代理店を支持する傾向があり、XRPがセキュリティであることが判明した場合、SECは取引所が知っているべきだったと言うでしょう。
「米SECのリップル訴訟問題で仮想通貨関連企業のXRP離れ加速」、「米コインベース、リップル訴訟でXRP取引を停止」、「MoneyGramha、SEC訴訟を理由にリップルの取引を停止」などで報じているように、規制当局は過去数カ月の間に、CoinbaseやBinance U.S.を含むほぼすべての主要なアメリカの仮想通貨取引所が、XRP取引を停止するか、上場廃止にしており、Krakenも、1月中旬にXRP取引を停止している。
裁判所は最後の言葉を持っている
「裁判所拒否の1億7500万ドルの投資を取り戻すためのリップル投資家の要求」 で報じたように、英国に拠点を構える資産運用を手掛けるTetragon(テトラゴン) は、今週初めにデラウェアチャンスリー裁判所の裁判官によって仮差し止め命令の要求が却下された後、リップルの株式を償還できなかった。
SECは、XRPが保有者の請願を却下するという最近の申し立てにおいて、実際に証券であるかどうかを判断するのは裁判所の責任であると述べている。しかし、代理店は訴訟を修正した場合、取引所が「コース逆転」の可能性は低いと強調している。