Flare Networksにドージコインを実装
Twitterの世論調査で、Flare Networksコミュニティは、Flareベースの合成アセットであるF-Assetとしてドージコイン(Dogecoin/DOGE)を立ち上げることが分かった。Rippleによって財政的支援されているこのスタートアップは、今年5月にメインネットを立ち上げる予定で、XRP元帳のユーティリティフォークと見なされている。
この調査で投じられた総数11,546票のうち、53.1%がドージコインの実装に賛成、46.9%が反対という結果となった。DogecoinはXRPやLitecoinと並んでFlareのメインネットで3番目に利用可能なFアセットになる。なお、この統合によって、ドージコインは「イーサリアムと同様の」スマートコントラクトとともにFlareNetworksで使用できるようになる。
Fアセットは、別のブロックチェーンからの任意のアセットの比率が1:1のFlare上の別の仮想通貨の表現で、Flareで作成された1つのFDOGEは、ネットワーク外の1DOGEと同じ価値でなければならない。FlareNetworksのヒューゴ・フィリオン(Hugo Phillion)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。
Fアセットプロトコルは、仮想通貨市場からFlareにできるだけ多くの価値をもたらし、そのネットワークへの新しい市場の参入を促進することを目的としている。
気になるイーロン・マスクの反応は
今回わかった、Flare Networksからドージコインを立ち上げる件について、ドージコインの最大サポーターと言っても過言ではない、テスラとSpaceXのCEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏の反応がコミュニティ内でも気になっているようだ。コミュニティメンバーの中には、DOGEの実装を祝うことを冗談めかすなど、盛り上がっているが、現段階で同氏はコメントしていない。
しかし、今回の実装でDOGEは、ソーシャルボリュームの増加を経験している。このソーシャルボリュームとは。仮想通貨に関する感情を評価するためにSantiment(サンティメント)社が使用した指標で、DOGEの価格設定は、この指標の増加から数倍の恩恵を受けている。そこで、Flare Networksは、他の仮想通貨の実装の可能性について、DOGEと同様の調査を実施。XLM、BCH、またはBSVの実装が選択されたFlare Networksの世論調査では、ステラ(Stellar Lumens/XLM)は投票数6,475票のうち81.4%の圧倒的過半数の票を獲得した。ユーザーの大多数は、Flareが「高レベルの流動性」で仮想通貨を追加し続けたいという事実を歓迎している。
Flare Networksは、仮想通貨コミュニティで大きな期待を集めているプロジェクトで、Sparkトークン(FLR)エアドロップは、2021年第1四半期または第2四半期に配置される予定だ。このイベントでは、2020年12月に実施されたスナップショットに参加したXRP保有者にFLRトークンが配信されるとのこと。