ケニア最大の電力会社が地熱電力へのアクセスをビットコインマイナーに提供計画

Kenya最大の電力会社がマイニング業者を誘致

天然資源が少なく、水力・電力に替わるエネルギーとして1970年代から地熱開発が行われているケニアで、ビットコイン(Bitcoin/BTC)マイニング業者は、Olkaria(オルカリア)発電所にある同社新工業用地にエネルギーパークを設立する可能性が浮上している事が分かった。

ケニア最大の電力生産者であるKenGenは、ビットコインビットコインマイニング業者をその地熱エネルギーを使用するように誘致する計画を発表。報告書によると、同社は余剰地熱電力をビットコインマイニング事業者に提供する予定とのこと。これまでのところ、ケニアには仮想通貨マイニングファームは存在していない。同社は、米国とヨーロッパにあるエネルギー購入についてビットコインマイニング業者に連絡しているとみられており、この動きは仮想通貨マイニング事業からの炭素排出に対処しようとする幅広い業界の推進と一致している。

Kenyaの豊富な資源が余剰電力を生む

KenGenは、国内の主要電力供給業者であり、86%が地熱以外の水力および風力を含む再生可能資源から得られるグリーンエネルギーを持ち、残りの14%が熱であると主張している。

ビットコインマイニング事業者に発行される余剰能力の詳細は明らかにされていない。計画では、首都ナイロビから123 km離れた、ナイバシャのオルカリア地域にある同社の主要地熱発電所にあるエネルギーパークにマイニング業者を設置する予定とのこと。インタビューの中で、同社の地熱開発ディレクターであるペケッツァ・マワンギ(Peketsa Mwangi)氏は次のように述べている。

私たちにはスペースがあり、パワーが近くにあり、安定性に役立ちます。

気候変動への取り組みは、仮想通貨マイニング事業者に対する中国最大の取り締まり後、世界各国の市場関係者らのホットトピックとなっている。これらの事業体は完全に拠点を移したわけではないかもしれないが、多くの事業体は米国やヨーロッパの他の地域でより友好的な管轄区域を見つけたと言える。ケニアは、マイニング事業者をホストしていないものの、地熱エネルギー容量の推定10,000メガワット(MW)は、東アフリカの国を理想的なハブにとのし上げていくとみられる。

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