仮想通貨取引所バイナンス、OKEx、FTXにUniswapの「UNI」が上場

仮想通貨取引所バイナンス、OKEx、FTXにUniswapの「UNI」が上場

仮想通貨取引所バイナンス(Binance)をはじめとする多くの仮想通貨取引所が、分散型取引所(DEX)Uniswapが発表した独自ガバナンストークン「UNI」の取り扱いを開始した。17日に発表されたUNIトークンは、バイナンスをはじめ、マルタ拠点の取引所OKExや世界最大級のビットコインデリバティブ取引所FTXで取り扱いが開始されている。

イーサリアムベースのトークンを交換できる大手分散型取引所Uniswapは今月17日、独自ガバナンストークン「UNI」を発表した。公式ブログによると、UNIの発行上限は10億UNIで、4年間にわたってリリースされる。またUniswapコミュニティメンバー(60%)、チームメンバー/将来の従業員(21.51%)、投資家(17.8%)、アドバイザー(0.69%)に割り当てられる。

世界最大の取引量を誇るバイナンスでは、UNIの取り扱い開始直後、価格は高騰し、約15ドルという異例の価格上昇を記録した。上場直後、上昇率にして1000%を超えていたが、執筆時点では価格は2.5〜3ドルを推移している状況だ。バイナンスの取り扱いは、UNI / BTC、UNI / BNB、UNI / BUSD、UNI / USDTの取引ペアで、日本時間12時点でオープントレーディングにリストされている。

また独自ガバナンストークンUNIは、これまでUniswapに流動性を提供していたユーザーを対象にトークンを割り当て、一部のユーザーは該当するUNIトークンが付与されている。CoinTelegraphによると既に、13,000人のUniswapユーザーが3時間で400個の無料トークンを既に請求しているという。さらにトークン価格のその需要の急激な増加によって、ガス料金も高騰しているようだ。

今回の上場は、バイナンスに批判なし

バイナンスは多くのDeFi(分散型金融)のネイティブトークンを上場させてきた。その一例として最も注目を集めたのは、SushiSwap(SUSHI)の上場だ。ガバナンストークンSUSHIがバイナンスに上場することに対して、DeFiユーザーをはじめとする多くの投資家、ユーザーがバイナンスを非難。これに対してバイナンスは、「リスクの高いプロジェクトを支援する」という決定を支持していた。

また今回のバイナンスのUNI上場に際して発表された内容に、「注意」として以下の文が記載されている。

UNIは、通常よりも高いリスクを伴う新しいトークンであり、そのため価格の変動が大きいと思われます。取引を選択する前に、十分なリスク管理を行い、UNIのファンダメンタルズについてご自身で調査し、プロジェクトを十分に理解してください。 

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