SECが仮想通貨発明データベース提供企業Loci Inc.と760万ドル罰金で和解へ

SECとLoci Inc. が和解へ

SEC(米国証券取引委員会)は、2017年にICOを開始したスタートアップであるLoci Inc.と、760万ドル(約8億4,000万円)の罰金により和解したこと6月22日(火曜日)付けで発表した。

和解契約の一環としてLoci Inc.は、残りのトークンをすべて破棄し、取引所のリストから削除し、同様の証券提供に参加することを控えることで合意。同社は、発明者を対象としたInnVennと呼ばれる知的財産検索サービスを提供しており、同社はイーサリアムベースのトークンであるLOCIcoin(LOCI)のICO販売を通じて760万ドルを調達していた。

SECによると、Loci Inc.と同社CEOは、会社の収益、従業員数、およびユーザーベースについていくつかの虚偽の陳述を行ったほか、Loci Inc.のICOはSECに登録されていなかったと主張している。さらにSECは、同社のジョン・ワイズ(John Wise)CEO(最高経営責任者)がICOの収益の38,000ドル(約420万円)以上を個人的な費用の支払いに使用したことを指摘しており、Loci Inc.とワイズ氏には排除措置命令が出ている。

Loci Inc.とSECの和解内容

Loci Inc.は、SECの調査結果を承認または拒否する必要はないが、ワイズ氏はICO販売を通じて販売した760万ドルの罰金の他、取締役としての職務を禁じられるなどでSECと和解に至ったとのこと。

SECのクリスティーナ・リットマン(Kristina Littman)氏は次のように述べている。

Lociのビジネスの重要な側面に関して投資家を誤解させた。情報に基づいた投資決定を下せるように、真実の情報と十分な開示を受ける権利がある。

なお、現在、Loci Inc.サイトにはアクセスできないようになっているため、和解に関する正式な公表などは行われていない。