DeFiプロトコルUniswap、独自ガバナンストークン「UNI」を正式発表

DeFiプロトコルUniswap、独自ガバナンストークン「UNI」を正式発表

イーサリアムベースのトークンを交換できる大手分散型取引所Uniswapは、独自ガバナンストークン「UNI」を発表した。UNIの導入により、分散型の仕組みを使用してプラットフォームの成長を促進し、Uniswapユーザーに独自トークンを報酬として与えることができる。

公式ブログにて発表された独自ガバナンストークンの総発行枚数は10億UNI。4年間にわたってリリースされ、Uniswapコミュニティメンバー(60%)、チームメンバー/将来の従業員(21.51%)、投資家(17.8%)、アドバイザー(0.69%)に割り当てられる。今回の独自トークンのローンチについて、Uniswapは次のようにプラットフォームおよびコミュニティの成長について、次のように述べている。

Uniswapは、独立して成長したプラットフォームを備えた高度に分散された金融インフラストラクチャに製品市場に適合していることが証明されており、コミュニティ主導の成長、開発、および自己持続可能性に特に適しています。UNI(ERC-20)の導入はこの目的を果たし、共有コミュニティの所有権と、活発で多様な専用のガバナンスシステムを可能にし、プロトコルを将来に向けて積極的に導きます。 

ガバナンストークンは、企業株式の仕組みを混ぜたロイヤリティプログラムのようなものである。ユーザーは、プラットフォームに貢献したことが評価され、プロトコルがどのように運営されているかについての投票権を得ることが可能だ。最近、ガバナンストークンは投機的な存在になっており、YFIトークンを発行するyearn.financeのようなプラットフォームに多くのユーザーが集まっている。

UNIを使用した流動性マイニング

独自トークンを使用するUniswapの流動性マイニングは、2020年9月18日21時(日本時間)から開始され、初期プログラムは2020年11月17日21時まで実施される。マイニングできる流動性プールは、Uniswap v2の以下の4つのプールを対象としている。

  • ETH/USDT
  • ETH/USDC
  • ETH/DAI
  • ETH/WBTC

実際、Uniswapでは、9月1日までプラットフォームを利用した人を対象に、1億5,000万個のトークンを配布している。初年度に40%のトークンを配布した後、その後も毎年10%トークンが配布され、全てのトークンが割り当てられるまで漸減していく。

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