ARK Investのキャシー・ウッド氏、米国規制当局に香港の仮想通貨政策に倣うよう呼びかけ

キャシー・ウッド氏が米国規制当局に香港の仮想通貨政策に倣うよう呼びかけ

資産管理サービスを提供するアーク・インベストメント(ARK Investment Management LLC)のキャシー・ウッド(ARK Invest)CEO(最高経営責任者)氏は、仮想通貨の規制において香港の例に従うよう米国に求めている事がわかった。

日本語訳:
キャシー・ウッド氏は、香港は仮想通貨に関する規制が非常に優れており、包括的な枠組みを提供していると考えている。現在、規制の不確実性と人材の流出があるため、米国もそれに倣うべきだと彼女は考えている。彼女は、ビットコインは2023年までに1コインあたり150万ドルに達するという予測を今も維持している。

同氏は、香港Web3フェスティバルでの対話の中でその感情を表明し、ブロックチェーンと仮想通貨業界の将来を形作るいくつかの重要な話題について話した。会話中同氏は、香港の進歩的な政策、特に仮想通貨にとって有利な環境の促進を称賛し、市場の需要に対する特別行政区の迅速な対応と米国が直面している規制上の不確実性を対比。特に、仮想資産取引を促進する上で効果的な管理構造をとっている香港の規制当局を名指しし、SFC(香港証券先物委員会)が包括的な規制の枠組みと機関の監督メカニズムを提供していることを称賛した。

同氏は、政策のリーダーシップや革新的な技術と起業家精神への支援の点で、米国に比べて香港が急速に発展していることを認め、米国は規制上の不確実性に対処し、ブロックチェーン実践者をより適切にサポートする方法について香港から学べると示唆している。

ビットコインETF承認が歴史的なマイルストーンで取り組みの強化につながる

同氏は、SEC(米国証券取引委員会)による11のビットコイン(Bitcoin/BTC)現物ETF(上場投資信託)の承認は歴史的なマイルストーンであり、これがマーケティング、投資家の教育、訓練における取り組みの強化につながったと述べている。

また、同氏は多くの米国の顧客が仮想資産全体への投資の可能性を認識しており、ヘッジ目的でこれらの分野に資金を割り当てることに機関投資家や投資家の関心が高まっていることにも言及。強気相場と弱気相場のボラティリティを含め、ビットコインに関連するリスクを認めながらも、ビットコイン価格は2030年までに150万ドル(約2.2億円)に上昇する可能性があると主張。なお、この予測の一部はビットコインスポットETFの採用に起因していると述べている。

さらに同氏は、Web3 がさまざまな分野に与える影響を強調しており、国境を越えたイノベーションと、広範なアクセシビリティーの可能性を強調している。また、ブロックチェーン技術へのAI(人工知能)の統合について言及し、ソニーのゲームへの投資や、ポリゴン(Polygon)のブロックチェーンへの取り組みなどの例を挙げ、特定分野であるゲームや暗号資産などで大きな進歩が見込まれると述べた。

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