プロモーション設定の入力ミスで誤配が発生、取引所は回収と補償を実施
韓国の仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)は、プロモーション報酬の処理過程で発生したエラーにより、顧客へ誤って大量のビットコイン(Bitcoin/BTC)を配布した問題について、回収と補償対応の詳細を明らかにした。
誤配は2026年2月6日(金曜日)に発生し、取引所は短時間で問題を検知したとしている。今回の問題は、少額報酬を付与するプロモーションイベントの設定ミスによって起きた。本来は1人あたり約2,000韓国ウォン(約213円)相当の報酬が付与される予定だったが、システムまたは入力の不具合により、対象アカウントごとに約2,000BTCが計上された。
プロモーションには約700人が参加し、結果として約62万BTCが一時的にユーザー残高へ反映された。Bithumbは、エラーを発生から数分から20分以内に検知し、取引および出金を停止した。この間、一部ユーザーによる売却が行われ、取引所内ではビットコイン価格が急落する局面も見られた。ただし、この価格変動は主に同取引所内に限定され、他の取引所への影響は限定的だった。誤って計上されたビットコインは内部会計上の処理にとどまり、ブロックチェーン上で外部へ送金された事実は確認されていない。
回収率99.7%と補償対応、当局も調査へ
取引所は、誤配されたビットコインの99.7%にあたる618,212BTCを回収したと説明した。
すでに売却されていた分についても大半を回収しており、未回収分は自社資金で補填したとしている。全顧客の資産残高は正確に維持されており、預かり資産は利用者の残高と一致、もしくはそれを上回っているとした。
補償策として、混乱の中で不利な価格で売却した顧客に対しては売却額の110%を補償する方針を示した。また、事件発生時にプラットフォームへアクセスしていた全顧客には一律2万ウォン(約2,130円)を支給し、一定期間の取引手数料を免除する。
さらに同社は、将来のリスクに備え、1,000億ウォン(約106.5円)規模の常設顧客保護基金を設立すると発表した。資産検証の強化や多段階の支払い承認、異常取引を監視する体制の高度化など、システム面での改善も進めるとしている。
今回の件を受け、金融監督院および金融委員会は調査を開始しており、Bithumbは当局と連携しながら対応を進める考えを示した。
























