マイクロストラテジーが1億9,800万ドルのBTC減損費用の後に8四半期連続の損失を記録

マイクロストラテジーが巨額の減損費用を記録

分析およびビジネスインテリジェンス企業であるマイクロストラテジー(MicroStrategy)は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の隠し場所に1億9,800万ドル(約261.7億円)の減損費用が発生しているにもかかわらず、依然としてビットコインに強気である事が分かった。

米国のBI(ビジネスインテリジェンス)企業であるMicroStrategyは、ビットコインポートフォリオの価値を計算した後、別の四半期損失を記録した。大手メディアのブルームバーグの報道によると、同社は2022年第4四半期に2億4,970万ドル(約330億円)の純損失を記録しており、1株あたり21.93ドル(約2,900円)にまで縮小。同社の収益は1.5%減少して1億3,260万ドル(約175.3億円)となり、予想を下回った。

一度はBTC売却もさらに購入して保有量を増やす

バージニアに本拠を置く同社は、前四半期に保有するBTCに対して1億9,760万ドルの減損費用を負担したが、この値は前四半期に発生した727,000ドル(約9,600万円)の減損を大幅に上回っている。

同社は、第3四半期におけるビットコインの比較的安定した評価が、最小限の減損費用に貢献したことを明らかにし、2022年7月から10月の間にさらに301BTCを購入し、保有量を130,000 BTCに増やしたことも併せて明らかにした。第4四半期の終わりまでに同社は132,500BTCを蓄積し、仮想通貨を蓄積するという目標に固執している。同社は初めて税金を支払うために704BTCを売却したものの、最終的には数日後に810BTCを購入している。

ここで同社にとって幸いなことは、ビットコインが2023年初頭から40%以上上昇している事である。同社のBTCスタッシュは約8億5,000万ドル(約1,124億円)増加し、株価も 60%以上の急落から2倍以上の290ドル(約38,000円)に上昇した。

依然としてビットコインフレンドリーなマイクロストラテジー

2020年に初のビットコイン購入して以降、同社を悩ませている利益と損失のジェットコースターの中で、同社はその可能性を探りながら、依然として主要な仮想通貨に固執することに傾倒していると言える。

共同設立者であるマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏がCEO(最高経営責任者)としての役割を辞任し、同社のビットコイン保有戦略に専念。BTC支持者は、このアプリケーションにより、ユーザーはより効率的なビットコイン取引を処理し、インターネットのセキュリティを強化できると述べている。