インドの複数銀行が店頭での非接触型決済にデジタルルピーのテストを開始

インドの複数銀行がデジタルルピーのテスト開始へ

インドの市中銀行No.2のICICI銀行、インドの民間銀行のIDFC First、時価総額で2番目の規模を誇るコタック・マヒンドラ銀行は、同国中央銀行であるインド準備銀行の小売中央銀行デジタル通貨パイロットの第1フェーズの一環として、プロトタイプのデジタルルピーの小売バージョンを使用して行われた非接触型の店内支払いを選択した加盟店が受け入れることを可能にした事が新たに分かった。

小売大手のReliance Retailは、この試験に参加することを確認した初の加盟店に選ばれた。現地メディアの報道によると、クローズドユーザーグループテストに参加している顧客は、ICICI銀行とコタック・マヒンドラ銀行の支援を受け、Freshpikグルメ食品店でデジタルルピーを使用してQRコードができる。

IDFC First Bank の店内デジタルルピテストでは、音声ベースの決済ソリューションプロバイダーであるToneTagが提供するPOSテクノロジーを使用。また、試験的なオンライン小売取引は、インドのデジタル決済ゲートウェイCCAvenueを介して処理されるとのことだ。

デジタルルピーの使い方

CCAvenueチェックアウトページで、顧客は参加銀行が発行したデジタルウォレットバンクアプリから固有のQRコードをスキャンするだけで、デジタル ルピーが顧客のデジタル ウォレットからデジタルウォレットに転送されます。

コタック・マヒンドラ銀行は、Androidデバイスを使用する”限られた顧客”を招待し、デジタルルピーアプリをダウンロードしたうえで、銀行口座にリンクされたデジタルウォレットを開くようにする計画とのこと。なお、インド準備銀行は、2022年10月にプロトタイプのデジタルルピーを試行する計画を明らかにした後、2022年12月に小売CBDCパイロットの第1フェーズを開始している。

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