イーサリアム、今四半期1,280%増加で1.6兆ドルを決済予定

イーサリアム使用急増

今年イーサリアム使用急増で、四半期決済額が、前年比で1,280%増加する方向に進んでおり、2021年にネットワーク上で決済されたトランザクションの価値が急上昇している。

仮想通貨調査を手掛けるMessari(メッサリ)の調査によると、イーサリアムは今四半期までに926兆ドル、約9京8,285兆6,400億円相当の取引を決済した。これは、2020年第1四半期に処理されたものより700%多くなっている計算になる。

ネットワークは現在、今年の第1四半期に1.6兆ドルの取引を決済するペースで進んでおり、過去12カ月で、イーサリアムはすでに2.1兆ドルの取引を決済している。メッサリの1.6兆ドルの予測が正確であった場合、イーサリアムの四半期決済額は2020年第1四半期と比較して1,280%増加していることになり、2019年第1四半期と比較して5,000%以上の増加となる。

イーサリアムの高騰でガス料金も高騰

メッサリの研究者ライアン・ワトキンス(Ryan Watkins)氏は、データは、イーサリアムがその高いガス料金の中でユーザーの流出を見ているという一般的な物語に反していると述べた。

イーサリアムについては、最近の決済価値の急上昇が、DeFiやNFT(代替不可能なトークン)の爆発的成長に起因する可能性があり、その多くがイーサリアムに基づいている。ネットワークへの大規模な需要によってガス価格も史上最高値へと急上昇している。

Crypto feesは現在、過去7日間のETHの1日あたりの平均料金が32,153,372.68ドルと報告しており、ビットコインは過去1週間の平均で1日あたりわずか8,109,172.49ドルを生み出しているに留まった。

Bitinfochartsより画像引用

さらに、Bitinfochartsによると、2月23日の平均取引手数料は一気に40ドル近くまで急上昇し、過去最高となった。なお、2月25日20時時点の平均手数料は20ドルを切るまで下がっている。

記事参照:Cointelegraph