OKCoinのCEO、ビットコインSVとビットコインキャッシュで戦いを擁護

サンフランシスコを拠点とする仮想通貨取引所OKCoinは2月19日(金曜日)、ビットコインキャッシュ(BCH)ビットコインSV(BSV)(※ビットコインの2つのフォーク)の取引を3月1日から停止すると発表したことが明らかになった。

OKCoinのホン・ファン(Hong Fang)CEO(最高経営責任者)は、ビットコインシルバー(Bitcoin Silver/BSV)の開発を主導した自称ビットコインクリエーターのクレイグ・ライト(Craig Wright)氏や、BSVとビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)の開発とプロモーションに影響力のある人々によって行われている、争いを阻止することを目的としている。

BSVとBCHは、ビットコインの主要なハードフォークから出現した2つのコインであり、仮想通貨では、ハードフォークは、ブロックチェーンのユーザーがネットワークの残りの部分から分割して新しいブロックを作成するときに発生するものとされている。また、フォークされたネットワークには、多くの場合、新しい機能とコインが付属しており、2017年に発売されたビットコインフォークであるビットコインキャッシュは、ビットコインが一種のデジタルキャッシュになるべきであるという信念をモデルにしているとのことだ。そのため、ネットワークを十分に高速化するために、BCH開発者はビットコインブロックチェーンのブロックサイズを増やしたものを作成するに至っている。

さらに、BSVの創設者であるライト氏は、NEXTMONEYの特集記事「「ビットコインSV」 周辺が慌ただしく|クレイグ・ライト氏が訴訟を起こす動きやブロックチェーンのReorgが確認されるなど」で報じているように、ライト氏自身がビットコインの創設者サトシ・ナカモトであると主張しており、「クレイグ・ライトの弁護士、2サイトにBTCホワイトペーパーの削除依頼」で報じているように、ビットコインの創設文書をホストする2ウェブサイトに対して訴訟を起こすと発言している。

どちらも「本物の」ビットコインであると主張するBSVとBCHは、初心者の投資家を混乱させ、ビットコインの評判を落としているとファン氏は語っている一方、ライト氏がオープンソースコミュニティの人々に手紙を送った直後にOKCoinの幹部は、オープンソース開発者を脅迫することは断じて許せない行為だと主張している。

「ビットコインSV」 周辺が慌ただしく|クレイグ・ライト氏が訴訟を起こす動きやブロックチェーンのReorgが確認されるなど

2019.04.21

クレイグ・ライトの弁護士、2サイトにBTCホワイトペーパーの削除依頼

2021.01.22