「ビットコインSV」 周辺が慌ただしく|クレイグ・ライト氏が訴訟を起こす動きやブロックチェーンのReorgが確認されるなど

クレイグ・ライト氏に訴訟を起こす動きあり

ビットコインSVコミュニティの中心的存在であるCraig Wright(クレイグ・ライト)氏は、英国のPeter McCormack(ピーター・マコーマック)氏を名誉毀損で訴える動きがあったようだ。Peter McCormack氏が自身のTwitter上で4月18日に明かした。

※Peter McCormack氏は、What Bitcoin Did のポッドキャスター。同ポットキャストで、「Craig Wright氏がサトシ・ナカモトである。」と主張していることに関して批判的な発言がなされていた様子。

訴訟については、10万ポンドの請求がなされているといった内容も同氏のTwitter上で明かされている。

また、訴状については、Craig Wright氏の代理人からPeter McCormack氏に直接届いたものとみられる。

最近、Craig Wright氏が「自身を ”詐欺師” と揶揄した人物を名誉棄損で訴える」といった意向を示していることが明らかとなり、これに反応した大手仮想通貨取引所BinanceはビットコインSVの上場廃止を決めたことが大きな話題となった。また、これに追随するかたちで、仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)や仮想通貨取引所ShapeShift(シェイプシフト)も同銘柄の上場廃止を決定している。

ビットコインSV、ブロックチェーンのReorg(リオルグ)が確認される

ビットコインSVブロックチェーンでReorg(リオルグ)が確認されたようだ。4月19日、BitMEXがTwitter上でその様子を公開した。

Reorgとは、分岐したブロックチェーンの再編成のことで、分岐したブロックチェーンが一つのチェーンに統合される動きを指す。ブロックチェーンでは、マイナーが同時にブロックの生成を行ってしまった場合、一時的にチェーンが分岐することがある。どちらのチェーンが存続していくかは、チェーンの長さによって決定されることとなる。

これについて、BitMEXはTwitter上で、「ビットコインSVは決済に適さない」といった見解を示した。

また、「ブロックサイズの上限が大きすぎる」「ネットワーク待ち時間が長すぎる」といった指摘もなされている。

最近、ビットコインSVの周辺が慌ただしくなっており、話題に上がる頻度も高まっているが、今後どのような展開を見せていくこととなるのか。

仮想通貨取引所等、周辺の動向からも目が離せない。