仮想通貨格付け機関Weiss Ratings、「次の仮想通貨の上昇は2017年の上昇を越えることができないだろう」
現在の仮想通貨市場は、一部の仮想通貨アナリストらが2017年の価格よりも大きくなると予想している。しかしその反面、仮想通貨への専門的な知識を有する、ある企業は仮想通貨市場に対して前向きな考えではないようだ。
仮想通貨のプロジェクトが発行するトークンを評価すしている企業Weiss Ratings社は、自身の公式Twitterにて「次の仮想通貨の上昇は数倍大きくなると言う人もいます。しかし、それは非常にありそうもないです。すべての強気市場が前のものより小さくなる傾向があります。 #cryptoが吸収することができるのは、世界にたくさんあるお金だけです。」とツイートした。
Some say the next #crypto bull run will be several magnitudes bigger. However, it’s highly unlikely – every bull market tends to be smaller than the previous one. There’s only so much money in the world that #crypto can absorb.
— Weiss Ratings (@WeissRatings) 2019年4月20日
仮想通貨市場については、多くのアナリストが弱気相場と、ビットコインをはじめとする仮想通貨がすでに、春に向けてウォームアップしていると語っており、アナリストの一人であるDelphi Digitalの共同創設者であるTom Shaughnessy氏は「次の強気相場は2017年のそれを上回るだろう」と述べている。
市場で大きな可能性を見いだしたのはTom Shaughnessy氏だけではありません。
国Fundstrat社の創設者であり、BTCをはじめとする仮想通貨市場のアナリストとして知られるTom Lee氏は、「ビットコインは現在過小評価されており、適正価格の40%で取引されている」と繰り返し述べている。
また、John McAfee氏は、「2020年までにビットコインが100万ドルに達する」と考えており、仮想通貨投資ファンドのギャラクシー・デジタル創業者であるMike Novogratz氏は、「金の時価総額は約7兆5000億ドルであることから、単純計算でビットコインは35万ドル以上になる」と考えているようだ。
Weiss Ratingsの今回の発言は、これらすべての主要的なアナリストや著名人とは大きく異なる強気な予測であり、仮想通貨ユーザーの期待に完全に対抗している。
しかし、実際に仮想通貨のアナリストをはじめ、仮想通貨の分析を行う企業や団体の予想は五分五分の予想的中率と考えた方がよさそうである。