Chiliz(チリーズ)がBinance Chainとのパートナーシップを発表
スポーツ及びeスポーツ関連領域でブロックチェーンサービスを提供するChiliz(チリーズ)と仮想通貨取引所Binance(バイナンス)との関係性が強まっている。
5月17日にChiliz公式サイトに掲載されたプレリリースで、Binanceの独自チェーン「Binance Chain」との協力関係を明らかにした。
@Binance chainがスポーツチームのトークン化を推進。@Chiliz がBinance chainと戦略的パートナーシップを発表!
是非ご覧下さい!#Chiliz #チリーズ #Binance #バイナンス #BNB #SOCIOS https://t.co/qB8OWYT4VA pic.twitter.com/6VjZ2UhXSE
— Chiliz Japan 【公式】 (@Chiliz_Japan) May 16, 2019
Chilizは、スポーツ及びeスポーツ領域での利用を目指す仮想通貨「Chiliz(チリーズ/CHZ, 以下CHZ)」を発行しているほか、ファンとプロチームを結ぶプラットフォーム「Socios(ソシオス)」の開発を進めている。
また、ICOによるCHZの販売では、パブリックセールは行われず、プライベートセールで行われたようで、まだ仮想通貨取引所への上場はなされていない。
Sociosでは、チーム側がファンに向けて公式のファン・トークンを発行し、ファン側は保有してるCHZをファン・トークンと交換する。このファン・トークンは投票権として利用され、チームマネジメントに参加することが可能となるようだ。スポーツ及びeスポーツ領域のチームマネジメント支援を可能とするプラットフォームと呼べるかもしれない。
また、Chilizが発表しているロードマップによれば、2019年第二四半期から第三四半期に一般利用者がファン・トークンを購入できるようになるようだ。現在、Sociosとパートナーシップを結んでいる団体としては、パリ・サン=ジェルマン(PSG)やユヴェントス(JUV)などの名門クラブも挙げられている。
一方、Binance Chainは、Binance独自のブロックチェーン・プラットフォームで、今年4月に正式にローンチされたBinanceのメインネットだ。
Chiliz のBinance Chainへの技術的統合に関する詳細については明らかとなっていないが、今後数週間で発表される可能性が高い。
現在、ChilizはEthereum(イーサリアム)上でERC-20トークンとして発行されているが、Binance Chainへの移行が行われることとなれば、BEP2トークンとして発行される可能性もある。
Binance公式からの正式な発表は確認出来ていないが、CZがChiliz公式のTweetをリツイートしていることから、真実味は高そうだ。