中国大手通信業者、ブロックチェーンスマホ対応5GSIMの開発を発表
中国電信(China Telecom)が5Gの市場に向け、ブロックチェーン対応の5GSIMカードを開発する計画であることが判明した。現在、アメリカ、韓国で既に開始している5Gサービスですが、中国でも2019年末から5Gの商用サービスが開始される予定である。
多くの企業らが、5Gを導入は以下のメリットがある。
- 超高速通信
- 超低遅延
- 多元接続可能
現在は5Gのインフラが全て整っていないため上記メリットのうち、高速通信の部分だけが利用可能となっており、その通信速度は現材と比較するとおよそ20倍の速度となる。
ブロックチェーン対応スマートフォンの詳細
先日公開された同社のブロックチェーン対応スマートフォンのホワイトペーパーの情報によると、スマートコントラクトによる契約自動化、IOT社会に対応する価値取引のリアルタイム決済、トランザクション機能による追跡可能性、耐タンパー性の強化などの部分においてブロックチェーンの技術が活かされるという。また、スマートフォンが私達の生活を変えてから約10年の期間で、ハードウェアとソフトウェアの機能が限界に達しつつあり、ガラパゴス化してきたことを指摘している。
現在中国では、AI.ビックデーターテクノロジー.モバイルペイメント.ブロックチェーンなど、第五世代モバイル通信ネットワークの技術開発が急速に進んでいるが、その中で、ブロックチェーンスマートフォンの機能面が現状不十分であることから、生産に関してはあまり進んでいないようだ。
また、今後開発を進めていくアプリケーション内容として下記の内容のものが挙げられる。
- デジタルID認証アプリケーション
- 金融アプリケーション
- トレーサビリティアプリケーション
- 司法関連アプリケーション
- 郵送業界アプリケーション
5Gがもたらす未来とは
5Gは全てのテクノロジーの基盤になる部分であり、現在のビジネスモデルにも大きな変化をもたらすことになるが、その反面個人の情報が多くネット上に出回ることになり、セキュリティ面の部分で不安に感じるユーザーは多数存在する。この状況を打破できるのはブロックチェーンの分散台帳技術であり、人々のプライバシー保護を守る手段として、今後も同社はブロックチェーンスマートフォンの開発をめていく方針だ。