最有力のビットコインETFの承認日が「5月21日」に迫る|またもSECの承認は延期なのか?
米国ニューヨーク州に拠点を置く投資運用企業VanEck(ヴァンエック)をはじめとするSolidX(ソリッドエックス)社らは、現時点で申請を行っているきビットコインETFの可否判断日が「5月21日」に迫っている。
ビットコインETFとは、金融商品の中でもビットコイン(BTC)だけに焦点を当てた証券取引所に上場されている投資信託である。
VanEck(ヴァンエック)および、SolidX(ソリッドエックス)社と共に米証券取引委員会(SEC)に申請を行っているシカゴオプション取引所(cboe)のビットコインETF「VanEck SolidX Bitcoin Trust」は、現時点で提出されているビットコインETFでもっとの承認が期待されており、もし承認されることになれば、その他の金融市場からビットコインへと大量の資金が流入する。
VanEck(ヴァンエック)社らが申請しているビットコインETFの他にも、米国で仮想通貨関連の投資マネジメントを提供するBitwise(ビットワイズ)社のビットコインETFは今月16日、可否判断日を今年8月まで延期することを発表している。
ビットコインETFはいつ承認されるのか?
ではビットコインETFは承認決定されるのでしょうか。仮想通貨をはじめとするブロックチェーンやそれらの規制などの専門的な知識を持つ弁護士Jake Chervinsky氏は19日、自身の公式Twitterにて「VanEck(ヴァンエック)社らが申請するビットコインETFは、拒否される可能性が最も高い。」と、ビットコインETF承認について言及した。
0/ This is no time for ETF hopium. If the SEC doesn’t delay the VanEck bitcoin ETF proposal, the most likely result is rejection, not approval.
The SEC delayed Bitwise last week, but still hasn’t made a decision on VanEck. Here’s why that’s a bad sign for ETF bulls.
Thread 👇
— Jake Chervinsky (@jchervinsky) 2019年5月19日
同氏がビットコインETFが拒否される理由として、先日延期を発表したBitwisw(ビットワイズ)社のビットコインETFと一緒に延期の発表を行わなかったことが、同氏の考えるビットコインETFの承認拒否の理由である。
それも、これまでビットコインETFの承認および延期の発表は、複数のビットコインETFがSECに対して申請を行っていた場合、同時に発表されていた。しかし今回、SECの発表はビットワイズのみの延期しか発表されていないことから、拒否される可能性が高いという。
しかし、この考え方で考えてみると、VanEck(ヴァンエック)社ら申請しているビットコインETFが承認される可能性も十分にある。
ですが、これまでのビットコインETFの承認ついてSECは慎重な姿勢を見せており、現在のビットコインが好調な市場では、ビットコインETFの承認は考えにくく、今回も承認日の延期が妥当な決定であることが予想されている。