BitConnectプロモーター、20億ドルの仮想通貨スキームで罪を認める

BitConnect プロモーターが罪を認める

SEC(米国証券取引委員会)がBitConnectのディレクター兼プロモーターであるグレン・アルカロ(Glenn Arcaro)被告を起訴した件で、9月1日(水曜日)に公開された文書で同容疑者は、BitConnect紹介プログラムとして知られるネズミ講を行った事を認め、連邦裁判所で有罪判決が下された事が分かった。

同文書の中で、BitConnect LendingProgram へのすべての投資のうち、15%をアルカロ容疑者が直接採用した投資家、および仲間の間で分け合っていたことが分かった。また、今回のポンジスキームにはインターネットとソーシャルメディアが有効的に活用されており、多くの犠牲者に簡単かつ迅速に集めた悪質性の高い事件と認定された。同容疑者はさらに、投資家のお金を使って取引することでかなりの利益と保証されたリターンを生み出せきるとして、「BitConnect TradingBot」や「VolatilitySoftware」を使って投資家から資金をだまし取ったことを認めている。

ミッチェルD.デンビン(Mitchell D. Dembin)米国下級判事は、BitConnectが独自コインオファリングとデジタル通貨取引所としての有利な投資を唄い不正に販売することで、仮想通貨投資家から多額の資金をだまし取ったと主張している。この一連の詐欺によってだまし取った資金は2,400万ドル(約26億4,000万円)以上にのぼり、そのすべてを投資家へ返済する義務を負うとのことで、カリフォルニア州南部地区のランディS.グロスマン(Randy S. Grossman)連邦検事代理は次のように述べた。

アルカロ容疑者とその仲間は、仮想通貨投資家の関心を食い物にし、驚異的な数の個人が莫大な金額を失いました。司法省は引き続き投資家を保護し、急成長する仮想通貨業界を精査します。投資家をだまし取る計画を立てている詐欺師にとって、司法省によるこの行動は、厳しい注意喚起となり、投資家にとって、お金を保護し、賢く投資するための警告でもあります。

なお、現在IRS(米国合衆国内国歳入庁)の特別捜査官は、金融詐欺師を裁判にかけ、投資家と米国の金融システムを保護するために、ポンジスキームを追跡している