コインベース、3つの新しいイーサリアムトークンを上場
米仮想通貨取引所コインベースは、3つの新しいイーサリアムベースの仮想通貨を新たに上場することを公式ブログで発表した。新たに追加されたトークンは、分散型IDプロトコルトークンであるCivic(CVC)と、仮想不動産トークンのDecentraland(MANA)、分散型マーケットプレイストークンDistrict0x(DNT)である。
これら3つの仮想通貨は全てイーサリアムのERC-20標準に基づいており、3つすべてが2018年からCoinbase Proでサポートされていた仮想通貨である。またコインベースは、以前リストしたがニューヨークの居住者が利用できなかった、0X(ZRX)、Kyber Network(KNC)、OMGネットワーク(OMG)について取引を許可した。
コインベースは2020年に入ってから6月と7月に、数十の新しい仮想通貨を取り扱い始めるなど、継続的に新しい仮想通貨をリストしている。今後取引所に新たにリストする可能性があるイーサリアムベースのトークンについては、その数が非常に多いこともあり、45を超えるトークンが考慮されているとのことだ。
というのも、今年8月にコインベースはイーサリアムネットワーク上で発行されるERC-20トークンの上場を検討・判断するガイドラインを発表しており、それによるとソースコードがシンプルであること、業界標準のライブラリを使用していること、シンプルなモジュール設計であることなどを条件としている。さらにコインベースが運営する資産ストレージサービスであるCoinbaseCustodyについても、10月に明らかになったように、いくつかの仮想通貨の追加を検討している。
9月には、ETH(イーサリアム)でトークンを発行するための規格であるERC-20の時価総額と、ETH(イーサリアム)の時価総額差が過去最高に達しており、ERC-20トークンの勢いを物語っている。