FTXの破綻問題、パラダイム社はDeFiが解決できると楽観的
サンフランシスコを拠点とする投資会社Paradigm(パラダイム)の共同創設者Matt Huangは、仮想通貨取引所FTXがパラダイムへ与えた影響についてTwitter上で説明した。パラダイムはクリプト及びWEB3企業とプロトコルのサポートに重点を置いている投資会社だ。
We are shocked by the revelations about FTX, Alameda, and SBF.
— Matt Huang (@matthuang) November 15, 2022
パラダイムの共同創設者マットは以下のように語り始めた。
私たちはFTX、Alameda、SBFについての暴露にショックを受けています。
Sam Bankman-FriedがCEOを務めていた仮想通貨取引所FTX及びAlameda Researchは先週に米国連邦破産法第11章手続の申請を行った。
投資会社パラダイムはFTXに対し株式投資をしており、続けて以下のように述べている。
事実は未だ明らかになりつつあり、学ぶべきことは多いでしょう。私たちは、最終的にクリプトの価値観に沿わず、エコシステムに甚大な損害を与えた創業者と会社に投資したことを深く後悔しています。
パラダイムの行った株式投資は総資産のごく一部であり、現在は投資額を$0まで減額したと付け加え、株式投資以外でのFTXでの取引やFTX関連トークンへの投資も一切ないことを明らかにした。
さらにマットはFTXの破綻を受け、仮想通貨の価値に疑問を抱く人もいるだろうとしたうえで以下のように語った。
今回のFTXの問題は、まさにDefi(分散型金融)が透明性と安全性を高めることで解決できる問題なのです。今回のような危機は、私たちが目指しているものの本当の良さを明らかにするのに役立つと思います。
そして、「今後数週間から数か月は仮想通貨にとって厳しい時期になるだろうが、仮想通貨については楽観的であり続け、仮想通貨が可能にするであろうポジティブな未来に向け取り組む」と締めくくった。
彼のような前向きな見解に対し、仮想通貨取引所クラーケンのCEOジェシー・パウエルは「業界への被害は甚大で、元に戻すのに何年もかかる」と悲観的な意見を述べている。