スターバックスでビットコイン決済
スターバックスで、Bakktデジタルウォレットアプリケーションを利用し、ビットコイン(Bitcoin)でアイテムの支払いができるようになったことが分かった。
Bakktのギャビン・マイケル(Gavin Michael)CEO(最高経営責任者)は、発売前に50万人のユーザーがテストに参加したと説明したうえで、仮想通貨をすべての人に拡大することを楽しみにしていると述べている。
スターバックスは世界中に3万店舗以上の拠点を持つ世界最大のコーヒーチェーン店であり、年間約265億ドル(約3兆円)の収益を上げている巨大企業である。マイケル氏によると、50万人の顧客が招待制の早期アクセスプログラムに参加し、今では誰でもAppStoreとGooglePlayストアからアプリケーションをダウンロードして購入できると述べ、次のように語っている。
平均的な消費者は、ギフトカードからポイント、ビットコインまで、豊富なデジタル資産を保有していますが、その価値を適切に追跡して活用するためのツールが不足しています。私たちは、デジタル資産へのアクセスをすべての人に拡大するための旅の一歩として、Bakktアプリを一般に公開できることに興奮しています。
Bakktから広がるビットコイン決済
GolfnowやBest Buy、Choice Hotelsなど、異なるさまざまな形態および業種の企業が参加しており、Bakktアプリを介してビットコインを受け入れる企業はスターバックスだけではない。スターバックスのグローバルカード、コマース、ペイメント担当副社長であるカール・ヘバート(Karl Hebert)氏は、スターバックスチームがバックトチームのメンバーと非常に緊密に連携していると説明し、次のように述べている。
Bakktが、顧客が米ドルの形でデジタル資産の価値を解き放つことを可能にする、信頼できる支払い体験を開発するためのインプットを求めたとき、私たちのチームは緊密に協力しました。お客様がBakktを使用してスターバックスアプリにスターバックスカードをロードし、それを使用してスターバックスで支払う機会が得られたことを嬉しく思います。
スターバックスでは、2018年7月下旬、当NEXTMONEYの特集記事「スターバックスでビットコイン決済が可能に!?」を皮切りに、「ビットコイン先物提供のBakkt、スターバックスで仮想通貨決済を導入へ=2020年初頭にも開始か」などで報じたように、ビットコイン決済について度々報じられてきた。また、2020年4月には、「スターバックス、マクドナルドなど19の企業が、中央銀行のデジタル人民元をテスト」で報じているように、中国のデジタル人民元のパイロットテストに参加するなどしている。