スターバックス、マクドナルドなど19の企業が、中央銀行のデジタル人民元をテスト
中国は通貨の機能を改善するために、スターバックス、サブウェイ、マクドナルドなど中国のデジタル元を試用する19の小売企業が中国のパイロットプログラム都市の一環として、通貨のテストをすでに開始している。
中国の報道機関によると、デジタル元パイロットテストをホストする都市の1つであるXiong’an New Districtは4月22日、パイロットプロモーションミーティングを開催。この会議は、Xiong’an New District Management Committeeの改革開発局が主催しており、デジタル通貨の研究者と試験的商人の参加を歓迎するためのものであるとのこと。Xiong’anにおけるデジタル元の使用テストは、主に小売およびケータリング会社に焦点を当てることになるとされ、会議には、中国人民銀行の支店のような政府機関からの多数の担当者や、デジタル元パイロット作業の実装チームも参加したようだ。
Xiong’anでのデジタル元のテストは、Xiong’an New Districtにデジタル都市を開発するという国の計画の一部であり、昨年9月25日、スマートシティフェデレーションが、政府関係のデジタル化と市民の全体的なデジタルライフの構築を目的としたプロジェクトを発表したことに基づくものであるようだ。
中国でのデジタル通貨の開発はコロナウィルスによる世界情勢にも関わらず続けられており、先週、中国の国有銀行の1つである中国農業銀行が、中国の中央銀行デジタル通貨(DC / EPとも呼ばれる)をテストするためのモバイルアプリケーションをすでに開発していることが明らかになっている。これは、中国がここ数カ月でデジタル通貨の開発と展開を加速させたことを意味しており、同国は最終的に、中央銀行の支援を受けたデジタル通貨の導入に成功した最初の主要国になることを目指しているようだ。
参照記事:CoinDesk