イスラム法(シャリア法)遵守市場に革命を起こす
イスラム法に準拠した仮想通貨イスラムコイン(Islamic coin)は、ABOデジタル(ABO Digital)から 2 億ドル(約289.5億円)を確保しており、プロジェクトが受け取った資金総額は4億ドル(約579億円)になることが分かった。
「イスラム法に準拠した」デジタル資産であるイスラムコインは、ABOグループのデジタル資産投資部門であるABOデジタルから2億ドルを確保。今回の調達により、仮想通貨プロジェクトが受け取った資金総額は4億ドルとなり、同プロジェクトは最大2億ドルの資金調達にアクセスでき、仮想通貨の長く安定した滑走路が保証されることが期待されている。デジタル資産投資会社のアミン・ネジャイ(Amine Nedjai)CEO(最高経営責任者)は、イスラムコインと提携するというABOデジタルの決定について次のように述べている。
ABO Digital は、代替金融プロバイダーとしてイスラムコインと協力できることに興奮しています。このプロジェクトは優秀なチームによってサポートされており、デジタル化を導入することでイスラム法に準拠した市場に革命をもたらしています。弊社がパートナーとして選ばれたことを光栄に思います。
アブダビやドバイの富豪も支援する高注目プロジェクト
イスラムコインは世界的に認知されていることに加え、英国に本拠を置くDDCAPグループと覚書を締結している。
公式発表によると、この提携により、SWIFT(世界銀行間金融通信協会)に代わるイスラム法準拠のWeb3など、イスラム金融向けのいくつかのソリューションが開発されることになるとのことだ。デジタル資産プラットフォーム、中央銀行デジタル通貨、トークン化は、表面上は提携の直接の結果として開発される他のソリューションである。イスラムコインの共同創設者モハメド・アルカフ・アルハシュミ(Mohammed AlKaff AlHashmi)氏は、チームが「倫理とイスラム金融の伝統を結びつける革新的な金融プラットフォームを構築している」と述べている。
今プロジェクトを支援していると伝えられているMENA(中東北アフリカ)地域の著名な指導者の中には、アラブ首長国連邦の創設者シェイク・ハザ・ビン・スルタン・ビン・ザイード・アル・ナヒヤーン(Sheikh Dr. Hazza bin Sultan bin Zayed Al Nahyan)博士の孫も含まれているように、アブダビとドバイの豪族の支援に加え、この取り組みはイスラム金融の専門家らも支援しており、注目度の高さがうかがえる。