Binanceはバーレーン王国から完全な運用ライセンスを取得

Binanceが仮想通貨サービスプロバイダー運営ライセンスを取得

バーレーン中央銀行(Central Bank of Bahrain)は、世界最大級の仮想通貨取引所であるBinanceに、仮想通貨サービスプロバイダー(CASP)として運営するためのカテゴリー4ライセンスを付与したことが明らかになった。

日本語訳:
Binanceが、バーレーン中央銀行からカテゴリー4ライセンスを付与された最初の取引所になったことをお知らせします。
このライセンスにより、Binanceは国内のユーザーに幅広い仮想通貨取引きサービスを提供できます。

5月26日(木曜日)のBinance公式サイトの発表によると、当NEXTMONEYの2021年12月28日付特集記事「Binanceがカナダとバーレーンの規制当局による承認を受ける」で報じたように、2021年12月に予備ライセンスを取得していたBinanceは、バーレーン中央銀行からカテゴリー4のライセンスを確保したとのこと。

2021年12月にはライセンス仮承認を取得

Binanceは2021年12月、ライセンスの仮承認を得たが、全書類を受け取る前に申請手続きを完了させ流必要があり、今回のライセンス取得により、Binanceはバーレーンの規制当局の監督下で機関投資家と個人投資家(トレーダー)の両方に対し、より幅広い仮想通貨取引サービスを提供できるようになる。

バーレーン中央銀行は、2006年9月6日に設立された公社であり、バーレーン通貨庁に代わり、バーレーンの通貨および金融安定に責任を負っており、バーレーンの金融・外国為替政策、政府準備金、国債発行、国の通貨を管理を行っている。バイナンスのMENA(中東と北アフリカ地域の総称)責任者であるリチャード・テン(Richard Teng)氏は次のように述べている。

バーレーン王国におけるカテゴリー4ライセンスへのアップグレードは、Binanceにとって画期的な成果であり、コンプライアンスを最優先する取引所であるというわれわれのコミットメントをさらに明確に示すものです。

実際、Binanceは2021年から、イギリスや日本を含む複数の国の規制当局から攻撃を受け、それ以来、さまざまな手段で政府当局へのコンプライアンスを強化している。さらに、最近では中東での事業を拡大していることも報じられており、2022年3月にはドバイで限定営業許可、UAEの首都アブダビでブローカー・ディーラーとしての仮許可を取得している。

今後、現地の国際金融センターであるADGM(アブダビ・グローバル・マーケット)の金融サービス規制当局への申請が完了次第、Binance Limitedを通じて、MENA地域全体の顧客にサービスを提供することが可能になる。また、中東地域の仮想通貨需要の高まりから、取引サービス以外の領域へも取り組む予定を明らかにしており、決済やNFT(非代替性トークン)領域の開発支援を挙げている。

Binanceがカナダとバーレーンの規制当局による承認を受ける

2021.12.28