ツイッター投資家がイーロン・マスク氏を訴える

イーロン・マスク氏がTwitter株主に訴えられる

イーロン・マスク(Elon Musk)氏によるTwitter社の買収が一時的に停止された後、同社の株式の開示が遅れた事によって株価が下落たとして5月25日(水曜日)、Twitterの投資家がカリフォルニア連邦裁判所に申し立てをし、訴えられたことが分かった。

投資家は、マスク氏が3月14日時点でTwitter社の総株式を開示しなかったため、1億5,600万ドル(約198億円)を節約。同日までにTwitterの5%以上を購入したと主張している。株主らは、マスク氏が“人為的に低価格”で会社の株式を購入する際、市場操作に頼ったと主張。バージニア州のウィリアム・ヘレスニアック(William Heresniak)氏に代表される投資家グループは、マスク氏のTwitter社買収について議論したうえで、次のように語った。

マスク氏は、その後も株式を購入し続け、最終的には4月上旬に会社の9.2%を所有していることを明らかにしました。Twitter社への出資の開示を遅らせることで、ムスク氏は市場操作に従事し、Twitter社の株を人為的に低価格で購入しました。


訴訟の背景はTwitter社買収の一時的な停止が起因

今回の訴訟は、当NEXTMONEYの5月17日付特集記事「イーロン・マスク氏がTwitterの買収が保留になっている理由を説明」で報じているように、Twitter社の買収を一時的に停止するというマスク氏の最近の決定を背景にして行われたものである。

買収の一時的な停止は、すべてのTwitterアカウントのスパムおよび偽のアカウントのシェアを計算する詳細を確認することであった。以前、マスク氏はTwitterの取締役会との440億ドル(約56億円)の取引を確認している。Twitterの共同創設者であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は、Twitterの取締役会の1人としての役割を辞任。2021年にCEO(最高経営責任者)の役割を辞任した後、この動きはすでに差し迫っており、この点に関し、ドーシー氏がCEOの役割を辞任し、会社の活動から事実上遠ざかった際に発表が行われている。

2022年5月の初めにTwitter者は、SEC(米国証券取引委員会)ファイリングでマスク氏がTwitterの取引にさらに62.5億ドル(約7,925億円)の株式を追加していることを明らかにした。

イーロン・マスク氏がTwitterの買収が保留になっている理由を説明

2022.05.17

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