マルタの仮想通貨取引所CGEX、来月閉鎖へ

マルタの仮想通貨取引所CGEX、来月閉鎖へ

韓国の仮想通貨取引所コインワン(Coinone)によって開設され、マルタに拠点を置く取引所CGEXが9月18日にサービスを終了し、閉鎖する。

CGEXは先週、9月18日の協定世界時2時50分にすべてのサービスを終了すると発表。その日を過ぎると、顧客はログインできなくなり、入出金ができなくなる。CGEXはさらに、法律で保持されているものを除き、すべての記録は破棄されると付け加えた。

2カ月前の6月、CGEXは7月17日に一時停止を発表している。同社はその発表の中で、取引が停止し、預金ができなくなり、アクティブな注文がキャンセルされ、APIキーが無効になると述べている。

発表当時、仮想通貨の引き出しサービスはまだ利用可能であり、CGEXは、潜在的な損失を避けるために仮想通貨の保有量を引き下げるよう顧客に助言。この発表は、一時停止がサービスの恒久的な終了ではなく、第3四半期(10~12月)に取引所が再開されると述べていた。

仮想通貨取引所CGEXとは

CGEXは2018年10月28日、オープン。仮想通貨対仮想通貨の取引のみを提供していた。

取引所開設時、韓国メディアは、コインワンによる海外展開は、政府が仮想通貨の取り締まりを強化していることに関連していると報道。コインワン以外の韓国の取引所も海外で地位を確立し、Bithumbは香港でBithumb DEXを、シンガポールではUpbitをそれぞれ展開している。

コインマーケットキャップのデータによると、コインワンは韓国で3番目に大きい取引所で、報告された仮想通貨の取引量は世界84番目。ここ数週間でセキュリティを改善するための措置をいくつか講じており、ブロックチェーンセキュリティ企業を雇って8月8日には新たな上場規則を発表している。