仮想通貨EOS保有者、年間インフレ率を5%から1%へ引き下げへ

仮想通貨EOS保有者、年間インフレ率を5%から1%へ引き下げへ

EOS保有者は、6月1日に年間インフレ率を5%から1%に引き下げる投票を行ったとEOSのブロックプロデューサー(BP)が発表した。

インフレ率5%の配分は、BPとして報酬がもらえるのはインフレ5%(133,000トークン/日)のうち1%(26,716トークン/日)の部分で、毎日EOS.IO上で自動的に各アカウントへ分配される。

※残りの4%(106,400トークン/日)は基金(worker proposal)として蓄えられ、EOSエコシステムに貢献したアカウントへ分配される。

このような仕組みであったが、このうちの4%の基金の使用用途が不透明であり、この基金をどのように使用するのか、それともバーンさせるかを投票によって決めることが当初の目的であった。

しかし、投票によって決定がされなかったため、このインフレ率4%分を廃止する投票が行われた。この4%の基金は8か月を過ぎた今、過剰となっており、「インフレ率を下げる時がきた」と提案者は述べている。

MakerDAOでも同じような投票が行われており、BP以外でのインフレ率分配という仕組みは、今後様々なトークンでも是正されていくことが予想される。