MicroStrategyは2億4,290万ドルのビットコインを追加購入

マイクロストラテジー社がビットコイン追加購入を発表

ビジネスインテリジェンス、モバイルソフトウェア、およびクラウドベースのサービスを提供するMicroStrategy(マイクロストラテジー)は、2億4,290万ドル(約266億円)ほどの資金でビットコイン(Bitcoin/BTC)を買い増ししたことが明らかになった。

MicroStrategyは、追加の5,050ビットコインを2億4,290万ドルの現金で、1人あたり平均48,099ドルで購入しました。

マイクロストラテジーのマイケル・セイラー(Michael Saylor)CEO(最高経営責任者)の発表によると、平均取得単価は1BTCあたり530万円で、2億4,290万ドルにあたる5,050BTCを新たに買い増ししたとのこと。今回の購入により、マイクロストラテジーの保有ビットコイン数は、114,000BTCを超えており、世界の他の上場企業と比べても突出した数字となっている。仮想通貨に対して好意的なイーロン・マスク氏が率いるテスラは、マイクロストラテジーの114,000BTCと比較して、約42,000BTCほどしかビットコインを保有していないとのことだ。

1年間順調にビットコイン購入し続けるマイクロストラテジー

マイクロストラテジーといえば、2020年8月からビットコインの購入を開始している。

同社に平均価格は27,700ドルほどで、約30億ドル(約3,287億円)以上の資金をビットコインの購入にあてている。購入した30億ドルほどのビットコインの価値は、現在、50億ドル(約5,478億円)以上にまで膨れ上がっており、同社のビットコイン購入は今の所順調のようだ。同社は今年6月、最大10億ドル相当の株式を販売し、ビットコイン購入資金を確保しているほか、今回の発表で7月1日~9月12日の間に、合計555,179株を平均8万円ほどで売却したことを明らかにしている。マイクロストラテジーが7月下旬に実施した決算説明会において、今後も継続してビットコインを購入していくことが説明されており、主にビットコインが下落した際の押し目買いを行っていくとのこと。

オンチェーン分析によれば、マイクロストラテジーやグレースケールなどの企業や政府が保有するビットコインは全供給量の7.9%に相当しており、これからもこの割合は増えていくと予想されている。その一方で、マイクロストラテジーのみならず、セイラー氏自身もビットコインを購入するなど有名なビットコイン支持者として知られており、ビットコインのエネルギー問題に関しても、ビットコインが使用するエネルギー量はそれほど多くないと擁護している。