タイ官公庁が仮想通貨に優しい観光地へ
TAT（Tourism Authority of Thailand=タイ国政府観光庁）は、独自仮想通貨トークン「TATコイン」の作成を含む、タイを仮想通貨に適した観光地にする計画の概要を説明した。
タイの仮想通貨取引所Bitkubは、国のGDP（国内総生産）に追加する方法として「仮想通貨ツーリズム」を促進するよう政府に要請。タイの仮想通貨取引所は最近、アジア太平洋の仮想通貨企業とのパートナーシップの一環として、独自のマスターカードを発売すると発表している。
タイの観光産業は、パンデミック前のGDPのほぼ20%を占めていたコロナパンデミックの際に深刻な打撃を受けている。仮想通貨取引所Bitkubの創設者兼CEOであるジラユット・シュルプスリソパ（Jirayut Srupsrisopa）氏は、仮想通貨業界がタイの病んでいる観光業界をどのように支援できるかについて、Bangkok Postの取材に対し、次のように語っている。
民間セクターはデジタルインフラストラクチャーを提供する準備ができていますが、デジタル資産市場を促進するための法律、規制、さらにはポリシーを制定することにより、政府がボタンを押すのを待っています。この市場を強化できれば、国内総生産は6倍に成長する可能性があります。
タイを仮想通貨に積極的な社会へ
タイでは仮想通貨について、法定通貨とは見なしていないが、規制当局は仮想通貨への規制を強化している真っ最中である。
タイSEC（タイ証券取引委員会）は、投資家保護強化を目的に、2021年8月に規制を起草した。60カ国以上からの観光客に国境を開放した今、タイは新しい観光で経済を刺激することを望んでいる。
TATのユッタサック・スパソーン（Yuthasak Supasorn）総裁は、観光業がどのように提供前のレベルに戻ると予想されるかについてコメントし、次のように語った。
デジタル通貨を保有することで裕福になった人々がいて、彼らは彼らが蓄積した富を使いたいと思うかもしれません。彼らがここで通貨を交換せずに使用できるか、政府の税金に直面すれば、それは彼らにとって便利になるでしょう。仮想通貨は未来なので、この質の高い観光客のグループを歓迎するには、タイを仮想通貨に積極的な社会にする必要があります。
