北米最大のビットコインマイナーがSPAC合併でナスダック取引開始

Nasdaqの最新メンバー

高度AI技術とブロックチェーン技術をIaaS(Infrastructure as a Service)として提供するスタートアップ企業のCore Scientific(コア・サイエンティフィック)は、デジタルインフラストラクチャー企業を形成する事に焦点を当てたスタートアップ企業Power&Digital Infrastructure Acquisition Corp(※以下、Power&Digitalと表記)と、推定43億ドル(約4,900億円)のSPAC(Special Purpose Acquisition Company=特別買収目的会社)合併を通じて、証券取引所ナスダック(Nasdaq)での取引を開始した事がわかった。

Core Scientific社は米国の大手ビットコインマイニング会社として広く知られる企業で、投資家は、Nasdaqに上場する計画を承認し、ティッカーシンボル「CORZ」で取引を開始した。

Power&Digital社とのへ推定43億ドルの合併

この最新の動きは大手メディアブルームバーグが報じたもので、Core Scientific社は、特別買収会社であるPower&Digital社との推定43億ドルの合併を進めている。Power&Digitalの株価は2021年11月、過去最高の15ドル(約1,700円)近くまで上り、ピークに達した後、株価は下落傾向にあり、それ以降評価額は約32%が失われている。

パートナーシップについて話したのは、Core ScientificInc社のマイク・レヴィット(Mike Levitt)共同創設者兼CEO(最高経営責任者)は、次のように語っている。

私たちは、2022年の予測を達成するための基礎を築くために一生懸命取り組んできました。私たちの目的は最高になることで、最高であるということは、私たちのビジネス、私たちが参加している業界、そしてビットコインネットワークのためにできる限りのことをすることを意味します。

テキサスに本拠を置くCore ScientificInc社は、2021年末の合計マイニング能力6.6 Exahashがライバルを大幅に上回り、処理能力の点において、米国最大を証明した。ちなみに、Marathon Digital Holdingsは2021年12月、3.5 Exahashを持っていたが、Riot Blockchain(ライオットブロックチェーン)は3.1のExahashで3番目であった。

Core Scientific社は他の大規模なマイナーにインターネットホスティングサービスを提供しており、現在、エンティティには約5,300BTCの備蓄があると報じられている。

ライバルマイニング企業の動向

今から約1カ月前、米国のビットコインマイニング企業であるTerraWulfは、個人および機関投資家のグループから2億ドル(約227億円)の負債と純資産価格資金を調達し、マイニング能力を拡大させている。

TerraWulf社はIKONICS Corporationとの企業合併を通じて、ナスダック上場計画を明らかにした。さらに、すでに上場企業であるMarathon Digital社は、約9億ドル(約1,024億円)を費やし、中国マイニング機器メーカーのBitmainから78,000台に上るAntminer S-19 XPMinersを購入し、2022年後半に機械を受け取る予定という。

Riot Blockchainも2021年12月、宇宙で活躍し、同社は電気機器プロバイダーであるFerrie Franzmann Industries(ESS Metron)を5,000万ドルで買収。その結果、後者は、Riotの新しいマイニングマシンに安定したインフラストラクチャー供給を開始させている。

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