Binanceがカナダとバーレーンの規制当局による承認を受ける

Binanceが2カ国の規制当局による承認を受ける

Binanceは、カナダの規制当局から仮想通貨サービスを提供するためのMSBライセンスを確保し、同実にバーレーンの中央銀行からも原則として承認を受けた事が分かった。

FINTRAC(カナダの金融取引およびレポート分析センター)への公式提出によると、Binanceカナダ部門はBinance Canada CapitalMarketsとして運営され、外国為替取引、送金、仮想通貨にも従事するという。同取引所は2021年12月1日に国内事業体として法人化され、ライセンスは2024年12月31日まで有効とのことで、同ニュースを確認して、ジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao:趙長鵬)はツイートを発信した。



規制当局の壁に負けないBinance

2021年は、世界中の規制当局によって敬遠されてきたBinanceは、NEXTMONEYの特集記事「仮想通貨取引所Binanceトルコがマネーロンダリング違反で800万リラの罰金」で報じたように、MASAK(金融犯罪調査委員会)は、マネーロンダリング違反を行ったとして、800万リラ(約8,300万円)の罰金を科した。

ただし、最新の開発では、Binanceがグローバルなフットプリントを拡大しようとしていることから、規制当局による高いハードルにもかかわらず、同社は前進し続けている。

バーレーン中央銀行の承認を取得

Binanceは、仮想通貨サービスプロバイダーとして運営するため、CBB(Central Bank of Bahrain=バーレーン中央銀行)から原則的な承認を受けることを発表。

公式プレスリリースは、完全に規制された集中型仮想通貨取引所としての地位を確立するために規制機関からライセンスを申請した後に青信号が出ると述べた。最新の開発により、CBBはMENA(中東北アフリカ)地域でBinanceに青信号を出した初のエンティティになった。承認の一環として、同取引所は申請プロセス全体を期間内完了する予定という。開発についてジャオCEO(最高経営責任者)は次のように述べた。

CBBは、マネーロンダリング防止、テロ対策資金調達、取引監視、消費者保護などの世界標準への準拠に焦点を当てた、堅牢な暗号資産フレームワークの開発における進歩的なパイオニアです。これは、従来の金融システムと暗号業界を橋渡しするベンチマークを設定し、安全な採用と展開を促進します。

Binanceは、「仮想通貨取引所Binanceがドバイに本社設置を検討か」で報じたように、DWTCA(ドバイ世界貿易センター局)と協力し、仮想通貨ハブを開発することを発表。DWTCAとのMoU(覚書)の背後にある主な目的は、長期的な経済成長を生み出すためのデジタル資産エコシステムを構築するためのグローバルな仮想通貨取引所の取り組みを強化することだという。

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