ブライアン・ブルックスCEOがFRBを批判
仮想通貨インフラストラクチャープロバイダーBitfuryのブライアン・ブルックス(Brian Brooks)CEO(最高経営責任者)は、FRB(Federal Reserve Board=米国連邦準備制度理事会)のインフレ(物価上昇)への取り組みが現在の景気後退の理由の 1 つだと考えている事を明らかにした。
同CEOは、SEC(米国証券取引委員会)を批判し、事前に適切なガイドラインを概説するより、個人や企業を訴えることを好むと主張した事でも知られている。
インフレは、しばらくの間、多くの国にとって問題となっており、米国、英国、フランスなどの主要経済国では記録的な水準に達しており、トルコなどの国ではインフレ率80%に近づいている事により、従来の金融市場だけでなく、仮想通貨のエコシステムにも不確実性と大きな衰退が生じている。
FRBの行動は事態を悪化させる
過去数年間、FRBによる金融政策は、多くの市場参加者の間で議論されおり、そのうちの一つに、コロナパンデミックの発生時にソーシャル ディスタンスと閉鎖された職場時代に経済を維持するため、数兆ドルを印刷開始した事である。
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この動きは短期的に市場にプラスの影響を与えたものの、2022 年にインフレ率が非常に高い水準を記録する原因にもなっている。6月には米国のインフレ率は9.1%に達しており、直近40年で最高の水準に上昇。8月初め、FRBのジェローム・パウエル(Jerome Powell)会長は、たとえ“不運なコスト”がかかるとしても、インフレ2%に戻すことにコミットしていると述べている。CNBC の最近のインタビューで、ブルックスCEOは、これらのすべてのステップは、ビットコインと幅広い仮想通貨セクターにとって有益ではないとし、次のように語っている。
ビットコインはインフレヘッジであるという考えについて話しました。市場がFRBからの厳しい政策を期待すればするほど、FRBが積極的な姿勢を維持すると考える人が増え、それはビットコインに悪影響を与える傾向があります。規制は人々を訴えることを意味するものではありません。SECが過去数年間行ってきたアプローチは、ルールが何であるかを事前に誰にも教えず、プロジェクトを立ち上げたり、会社を設立したりした後に人々を訴えることでした。トークンをリストし、後でルールが何であるかを人々に推測さました。
2022年6月に同CEOは、世界中の何百万人もの人々がビットコイン(Bitcoin/BTC)を取引に使用し始めると仮定したうえで、ビットコインの価格はすぐに急騰すると予測している。