中国、ビットコインハッシュパワー全体66%を独占

中国、ビットコインハッシュパワー全体66%を独占

中国でビットコインのハッシュパワー3分の2を占めるまでに増加している。CoinSharesのレポートで今週水曜日に明らかとなった。レポートによれば、中国はビットコインのハッシュレートの約66%を占めている。

ハッシュレートはビットコインのネットワークにおける計算力を示した数値だ。CoinSharesが中国のハッシュレートの追跡を開始したのは2年前からだが、今年6月に記録した最高値60%を今回の調査結果ではさらに上回ったことがわかる。CoinSharesの研究責任者であるクリス・ベンディクセン氏は、中国事業者はマイニングによって得た利益でさらにリソースを追加している可能性があり、それによってハッシュレートの増加が促されたのではと見解を示している。

中国のマイニング事業にプラス

中国系のマイニング事業者であるBITMAINやMicroBTは、世界でも最大規模のマイニング機器メーカーでもある。また、同じく中国系の機器メーカーであるCanaanは業績好調の後押しもあり、11月に米国での9,000万ドル相当のIPOに踏み切った。現在のビットコイン価格は約7,200ドルであり、マイナーは毎年47億ドル相当のビットコインを採掘している。ベンディクセン氏は、中国のマイニング産業にとってハッシュパワーの独占はポジティブな要素だとコメントしている。

「これは中国のマイニング産業に有益なことです。初期の段階で他社に先駆けてハッシュレートの割合を増やせたのは、一般的に考えれば良いことです。」

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中国では独自のデジタル通貨を開発しているが、取引所の取り締まりなど、通常の仮想通貨を締め出す方向へ規制を進めている。一方で、マイニング事業に関しては一度は禁止が検討されたが、先月禁止しない意向が示された。国益にも結びつくと考えられたのかもしれない。

マイニング事業とハッシュレートの関係性

ビットコインは難解な数式を解くことでブロックチェーンに記録付けを行い、マイナーは報酬を得ることができる。一般的には、ハッシュレートが高くなるほど計算を解くことが難しくなる。これによって、電気代のコストが増加してしまうため小口の事業者は収益率も低下することが多い。

ここでビットコイン価格も低迷してしまうと、その収益率はさらに悪化することになる。これに対して、大規模な事業者はファンドの運営も手がけているため、価格の低迷でも利益を出せる収益構造を持っている。ただし、マイニング事業自体が新興分野であるため、そもそもマイナーが利益を出すために信頼できるデータは依然として少ない。

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