最注目のVanEckビットコインETFが、申請を取り下げ|残すビットコインETFは2つのみ
ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨市場への上昇ファンダメンタルとして注目されていた、VanEckのビットコインETFが、米国証券取引委員会(SEC)への申請を取り下げられたことが明らかになった。
SECへ提出された書類によると、今回のVanEckのビットコインETFの申請が取り下げられたのは今月13日であり、最終審査が10月18日と迫っていた状況であった。
VanEckのビットコインETFとは?
VanEckとSolidXのビットコインETFは「SolidX Bitcoin Shares」と呼ばれており、シカゴ・オプション取引所(Cboe)の子会社Cboe BZX Exchangeに上場を予定していた。
シカゴ・オプション取引所(Cboe)は今回のビットコインETFを、1月に提案を申請。2月20日には連邦官報(政府機関の告示などが掲載される)に公開し、5月21日まで判断期限を延期したが、されに90日遅らせて、8月19日まで延期していた。そして先月12日にSECは、VanEckを含める3つのビットコインETFの承認を延期することを発表していた。その際に発表されていた最終承認日が「10月18日」であった。
残りのビットコインETFの承認は?
残りの2つのビットコインETFは、Bitwise Asset ManagementとNYSE Arcaが提出した「Bitwise Bitcoin ETF Trust」と、Wilshire PhoenixとNYSE Arcaによる、ビットコインETFが承認判断待ちである。
Bitwiseの最終審査期限は、10月13日。Wilshire PhoenixとNYSE Arcaは、9月29日が次の期限となっている状況だが、ビットコインETFの承認に最も近いと言われていた、VanEckとSolidXのビットコインETFが申請を取り下げられたことによって、残り2つの承認を厳しい状況になることが予想される。