8月6日、日本の仮想通貨取引所「Zaif」を運営する企業「テックビューロ社」は、ICO(イニシャルコインオファリング)を行うためのプラットフォームの開発プロジェクトである「COMSA」を進めていたが、国内でのICOは困難であるという内容を発表した。
テックビューロ社は2017年10月に、ICOを行うためのプラットフォームを目指すCOMSAのICOを実施し100億円以上を資金調達した。COMSAは12月にZaifに上場し同月に4~5倍になったがその後徐々に下落していき、今回の発表で1COMSA15円を下回っている。
同日テックビューロ社は、COMSAのソフトウェア開発について「COMSA CORE」および「COMSA HUB」のロードマップについて発表した。
COMSA COREは「異なるブロックチェーン間でトークンのペッグ制御(通貨の為替レートを一定に保つ制度)を行い、総量をコントロールするソフトウェア」であり、COMSA HUBは「パプリックブロックチェーン上(中央集権管理者がいないブロックチェーン)のマスターアカウントと内部との間でトークンの残高をコントロールするソフトウェア」である。
COMSA COREとCOMSA HUBのロードマップ
- 2018年冬:COMSA COREのテスト版リリース
- 2019年夏:COMSA CORE正式版リリース
- 2019年春:COMSA HUBテスト版リリース
- 2019年冬:COMSA HUB正式版リリース
運営の見解
ようやく発表をしてきましたが、とても遅い発表に多くの人が残念な思いに浸っていると思います。
資金を集めるICOをするときには、あれだけ前面に出てきたのに、ICOが終了したら特になんの発表もないまま期待だけして待っていました。
開発が遅れるにしても、当初の予定がズレるにしても発表を早く出すことに良いってまた違った結果になったと思っています。
日本のICOプラットフォームは今後もできそうにありませんが、どんなビジネスでも誠意を持って早く発表を出すというのは大切なことなのだと思いました。
せめて上記の開発はうまく行って欲しいなと思っています。