米国在住ロシア人アーティストがロシアのパスポートを燃やしてウクライナ支援のためのNFTとして販売

ロシア人アーティストがパスポートを燃やす

米国在住ロシア人アーティストのオリーブ・アレン(Olive Allen)氏が、ニューヨークのロシア領事館の前で母国のパスポートを燃やし、ウクライナでの戦争とプーチンの無実の人々に対する残虐行為、およびウクライナの都市と村の破壊に対する抗議を表すると同時に、自身の作品をNFT(非代替性トークン)化させ、寄付する事を発表した。

アレン氏は、戦争の被害や影響を受けた人々を支援するため、自身の芸術作品から集められたすべての議事録を「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children’s)」のウクライナ基金に寄付することを公表し、これらの行動について同氏は次のように説明している。

ウクライナの戦争は悲劇です罪のない人々、罪のない人々の生活と壊滅的な破壊をもたらす悲劇で、私の心を壊します。パスポートを燃やしたのは、自分の国を愛していないからではなく、プーチン大統領率いるロシアを信じていないからです。


アート枠はNFTオークションで販売

アートワークは、デジタルアート販売で知られる「SuperRare」にて開催されたオークションでNFTとして3.66 ETH(約112万円)で販売され、購入者は、フェミニスト活動家グループ「Pussy Riot(プッシーライオット)」によって作成されたUnicornDAOであったとのこと。DAOは、女性を特定するLGBTQ +クリエイターに投資しており、「Passport Burning(パスポートバーニング)」が初の購入作品であったという。

DAO氏は、もしアレン氏がロシアに戻った場合、彼女は15年の懲役に直面するだろうと述べ、「私は他に何もしなかっただろう」と語り、アレン氏は、DAO氏の決定をしっかりと支持している。