米取引所コインベースプロ、取引手数料を引き上げ
アメリカのサンフランシスコを拠点に置く大手仮想通貨取引所Coinbaseが運営する機関投資家向けのプラットフォームCoinbase Pro(コインベースプロ)が、料金形態の更新を日本時間2019年10月8日AM9:00に行うことを発表した。公式アナウンスによると、取引ボリュームが少ないユーザーは変更前より取引手数料が増加され、取引ボリュームが一定数以上多いユーザーは取引手数料が減額されるような仕組みになっている。
月額50,000ドル以下のトレーダーは取引量に応じて従来の取引手数料よりも40~233%高くなり、超える場合は今までの料金体系と同じ、100,000ドルを超えると今までよりも減額される。詳細な取引手数料は以下の通りだ。
少額トレーダーにとっては高額な手数料設定
Coinbase Proの新たな取引手数料は、頻繁に取引を行うユーザーにとっては受け入れられやすいが、月額500万円を下回る取引を行うユーザーにとってはかなり高額な値段設定になった。Maker、Takerどちらも0.35%という手数料はBinanceやOKEx、Huobiなど他の主要仮想通貨取引所の手数料設定と比較してもかなり高いことが分かる。
Coinbase Proは市場の流動性を高める目的で、2019年3月にも手数料を値上げしたため、年内に2度料金体制の見直しを行なったことになる。