マンチェスターがCITYファントークンを発表
英国のサッカーチームマンチェスターシティFC(Manchester City Football Club)が、ソシオと提携し、CITYトークンを発売し事を発表した。
イギリスの人気サッカーチーム、マンチェスターが、世界中のサッカーファンに向け、グローバルなコミュニティーと、ファン投票・報酬プラットフォームを手掛けるplatformSocios.comと提携。この提携によって、CITYトークンを立ち上げたことが発表された。
Welcome
To https://t.co/2FROhSNgw8, @ManCity.#SociosCity | $CITY ⚡️ $CHZ pic.twitter.com/25vvA6GyqB— Socios.com (@socios) March 19, 2021
両社の提携により、ファンはVIP特典、クラブプロモーション、AR対応機能を請求でき、Sociosのウェブサイトで今後の拘束力のあるクラブと拘束力のないクラブの投票に投票で居る権利が得られるという。Sociosはこれまで、一流FCクラブと提携してきており、当NEXTMONEYの特集記事「ACミランファンブロックチェーントークン、Socios.comで利用可能に」、「ACミラン、Chilizと提携してファン向けACMトークン発売へ」、「サッカー強豪FCバルセロナとChilizがパートナーシップ提携を締結」、「ユヴェントスのファントークン、ウェブサイトで取引可能に」でも報じている。ユベントスやACミラン、バルセロナ、パリサンジェルマンはすべて、マルタを拠点とする仮想通貨プロジェクトChilizが運営するSociosを通じてトークンを発行している。
なおマンチェスターは、香港に拠点を構えるデジタルエンターテインメントを提供するAnimoca(アニモカ)と提携して、ブロックチェーンゲームと収集品を作成しており、アニモカによって作成された最初のサッカー関連のデジタル資産をユーザーは有することができる。
CITYトークンは代替可能トークン
CITYトークンは、いわゆる「代替可能」トークンで、Sociosトークンを他の仮想通貨と同じように取引し、仮想通貨全体で商品やサービスと引き換えることができることを意味する。
登録されたすべてのCityzens(公式ファンクラブに登録ファン)は、無料のCITYトークンを請求する資格がある。同クラブのウェブサイトでは、CITYトークンについて次のようにコメントしている。
マンチェスターシティの世界的なファン層にデジタルエンゲージメントの新しいレイヤーを作成し、彼らを愛するクラブにさらに近づけます。
他のマンチェスターグッズは代替可能ではない
マンチェスターシティは、Animocaとのパートナーシップを通じ、デジタルグッズの製造・販売に取り組んでいる。
NFT(非代替トークン)は、イーサリアムブロックチェーンの分散型台帳のコードで、その独自性を証明できる独自デジタル収集品であり、検証可能なデジタル形態であり、イーサリアムの消えないブロックチェーン値を書き換えたり置き換えたりすることによって偽造することはできない。
NFTは、アートの世界では単なる趣味の領域にはすでに収まっておらず、デジタルアートの形をした単一のNFTトークンは、現時点で6,930万ドル(約65億3,000万円)もの売り上げがある。
「MicrosoftとEnjin、クロスプラットフォームのカスタムNFTをMinecraftに導入」、「パリス・ヒルトン、すでにNFTリリース=ツイッターで喜びをツイート」、「バンクシー、オリジナル作品「モロンズ」焼却後NFTに変わる」、「クリスティアーノロナウドNFTカード、29万ドルの史上最高値で落札」でも特集記事を当サイトで報じているが、サッカーのNFTにも十分な余地があることは明らかだ。今月に入り、クリスティアー・ノロナウド(Cristiano Ronaldo)のNFTは記録を破り、ソラーレで29万ドル(約3,200万円)で販売され、最も売れたデジタルサッカーグッズとして、世界中のメディアが報じている。
今後どこまでマンチェスターがNFT関連グッズを誕生させ、CITYトークンでどこまでファンが同クラブと交流できるのか、今後の動向が楽しみである。