MicrosoftとEnjin、クロスプラットフォームのカスタムNFTをMinecraftに導入

Minecraft がNFTをプレイヤーに提供するゲームをリリース

マイクロソフトは、世界で最も人気のあるゲームの1つとして知られるMinecraft(マインクラフト)内で使用するためのNFT(代替不可能なトークン)をプレーヤーに提供するブラウザゲームをリリースした事を大手メディアのCoindeskが報じた。

Coindesk によると、2月11日(木曜日)に共有されたプレスリリースで、マイクロソフト社のAzure Space Mysteryゲームは、国際宇宙ステーションに搭載されたテキストベースのイパズルゲームとのこと。同ゲームのプレーヤーは、ドイツの天文学者カロライン・ハーシェルやスコットランドの科学者メアリー・サマヴィルなど、王立天文学会に参加した最初の2人の女性を含む著名な女性科学者に出会う設定とのこと。ゲームプレイ中に獲得したNFTにより、プレイヤーはMyMetaverseMinecraftサーバー内の新しい「クエスト」のロックを解除できる仕組みだ。その後、ユーザーはEnjinCraftプラグインを介してMicrosoftAzureヒーローを人気のあるゲームにつながれる。

Microsoftによると、新しいイニシアチブは、複数のプラットフォーム、アプリケーション、およびゲーム間の実行可能な相互運用性を示しているとのことで、MicrosoftのAzure開発者エンゲージメントリードであるシェリー・リスト(Sherry List)氏は次のように述べた。

Enjinのプラットフォームは、ゲームおよび、より広範なブロックチェーンエコシステム全体の革新的なプロジェクトを強化します。


マインクラフトとNFT

Azure Space Mysteryゲームでは、旅の最初の行程で、失敗した国際宇宙ステーションを探索して修理するための探求に乗り出す設定になっており、探求のテキストベースの部分だという。

このミッションを正常に完了すると、ユーザーはウェブページに転送され、QRコードをスキャンするように求められる。このコードは、ユーザーのEnjinウォレットに自動的にドロップするNFTを提供し、そこからユーザーはウォレットをクロスプラットフォームのゲームネットワークMyMetaVerseにリンクできるようになっている。なお、最後の段階でユーザーはMyMetaVerseをMinecraftにリンクし、ブロック状の3Dワールド内のMicrosoftのNFTにアクセスできるようにする必要があるとのこと。

Minecraft内に入ると、ユーザーは、サーバーの周りでユーザーをフォローして保護する収集可能な「コンパニオン」を生成するディレクティブ/ walletを入力できるという。Enjinのサイモン・ケルトネゴロ(Simon Kertonegoro)開発者成功担当副社長は次のように述べている。

NFTは、デジタル不足の反論できない証拠を提供するため、重要です。1億2600万人を超えるユーザーがいるため、Minecraftサーバー内にブロックチェーンアセットを生成する機能は、NFTの採用に向けた大きな一歩です。

プレスリリースによると、Azure Space Mysteryチャレンジは現在無料で参加でき、2021年2月11日から3月11日までMicrosoftのウェブサイトからアクセス可能とのことだ。

Enjin社とNFT

シンガポールに本拠を構えるEnjin社は、デジタル資産の管理や検索、配布をおこなうプラットフォームとして広く知られる。

同社は、NEXTMONEYの特集記事「JVCEAがEnjinコインを承認|日本初ゲームトークンに」、「Enjin、拡張現実NFTでファッション界に参入へ」でも報じたように、日本やゲーム業界との関わりも深い。また、今回発表されたマイクロソフト社のAzure Space Mysteryゲームも、日本でも人気の高いマインクラフトゲームとタッグを組んでいることから、日本での認知度もこれまで以上に高まるとみられる。

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